こぐま経済研究所ブログ

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投資信託の定額積み立て

2010-01-19 14:18:32 | 日記
積立預金と同じイメージで金融機関が用意した商品に、投資信託の定額積み立てがあります。毎月1000円から5000円程度の積み立てで、投資信託を購入していくもので、投資初心者向けに金融機関が薦めています。

この購入形態は、毎月低額での投資が可能で、投資時期を時間分散してリスクを回避できる点でメリットがあると言われています。でも、その一方で、分散することによるデメリットも指摘されています。投資機会の喪失です。余裕資金が100万円あるとして、10万円ずつ10カ月かけて投資するのと、まとめて投資するのでどちらが得でしょうか。割安な商品であれば、投資時期を定めて一気に投資した方が運用効率は高くなります。

※定額積み立ての場合は、残り9カ月間、別の商品(普通預金やMRFなど)に資産を置いておかなければなりません。

昨年2009年3月頃であれば、100万円を、全額つぎ込んだ方が多くのリターンを得られたと思います。投資時期を正しく見極められない方には、低額積み立てがよろしいのではないでしょうか。