日経平均銘柄 ＪＡＬを除外－ＪＲ東海を補充

日本経済新聞社は１９日、日本航空株を日経平均株価の構成銘柄から除外すると発表した。東京証券取引所が同社株を整理銘柄に指定したため。新たに東海旅客鉄道（みなし額面は５万円）を補充する。日経株価指数３００と日経５００種平均株価も同様に日本航空株を除外し、日経３００にはイズミ、日経５００平均にはハウス食品を補充する。

日航株は２０日に除外し、銘柄の補充は２営業日後の２２日に実施する。

２０日からの日経平均の序数は除外する日航株が低位なため２４．６５６のまま変わらない。

日経　２０日朝刊
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日航が会社更生法の適用を申請したことから、マーケットでも、各インデックスから日航株を外す動きが出ています。本日の終値は２円。１００％減資ですので、基本的にはＪＡＬの株価は０円。いわゆる紙切れ同然となります。そのため日経２２５は、日経２２４ではなく、ＪＲ東海を追加して日経２２５の計算を続けます。

平均株価は、その名の通り、株価の平均値です。そう言うと、２２５銘柄の合計値を２２５で割ったものと考えてしまいますが、少し異なります。

額面が異なる銘柄の平均を取るのですから、単純合算はできません。そこで５０円の額面に調整したうえで合算します。ＪＲ東海は、みなし額面５万円なので、５０円額面に引きなおすと１０００分の１の値に修正されます。

また、指数の過去に遡った連続性を維持するために、２２５で割るのではなく、過去の資本異動（増資や分割など）を考慮した「除数」を利用して計算します。記事にある、２４．６５６が現在の除数です。