越美北線、新ラッピング列車がデビュー＝福井県大野市

　ＪＲ越美北線（福井～九頭竜湖）の新しいラッピング列車が、７月１９日にデビューした。福井駅９時０８分発の列車は、通常一両編成のところ、新しいラッピング列車が２両編成で運転、観光客が多数乗り込んだ。大野市のマスコットキャラクター「うぐピー」も同乗して、子供たちに愛嬌を振りまいた。

　ラッピング列車とは、大野市がＪＲに依頼して、大野市の名所（大野城、恐竜化石）をベースとした絵柄で、列車全体をペイントしたもの。列車の前後・左右には、大野市のロゴ「結の国　越前おおの」を表示している。

　主要駅の一つ、ＪＲ越前大野駅および大野市内では、新ラッピング列車運行を同市の進める「結の故郷　越前大野　発祥祭」の行事の一つと位置づけ、様々なイベントが開催された。

福井城址 お堀の灯り

　福井市の福井城址と周辺散策路を利用して、約６０００個の灯りをともすイベント「お堀の灯り」が７月１９日に開催され、今年で５回目となるこのイベントに、多くの市民が訪れた。

　「お堀の灯り」は、１６００年の築城以来の往事を偲ぶとともに、１９４５年の福井空襲や１９４８年の福井地震で亡くなられた多くの方々を鎮魂するものとして、毎年７月の第３土曜日に実施されている。

　会場内では、灯りの他に、コンサートや茶会、福井の食を楽しむブースや、アートフラワーなどを楽しめるようになっていた。