長期金利2%割れ
10日のニューヨーク株式市場でダウ工業株30種平均が今年最大の下げ幅を記録し、2月2日以来約2カ月ぶりの安値になった。欧州市場でスペインなどの国債利回りが上昇し、債務問題への懸念が再び浮上した。米景気の楽観論も後退しつつあり、相場の先行き不安から利益確定売りが加速。マネーの安全志向が強まり、米長期金利は約1カ月ぶりに節目の2%を下回った。
ダウ平均の終値は前時に比べ213ドル66セント(1.7%)安の1万2715ドル93セント。取引終了にかけて下げ幅を拡大し、この日の安値圏で引けた。午前の取引で時価総額を初の6000億ドル台に乗せたアップル株も下落に転じた。ダウ平均は5営業日連続で下げており、この間の下げ幅は約550ドル(約4%)に達した。米雇用拡大の勢いが鈍るなど米国内でも不安材料が増え、当面は株価の調整が続くといった見方も出ている。
ニューヨーク原油先物相場も続落し、期近の5月物は一時1バレル100.68ドルと、100ドルを割り込む水準に接近する場面があった。一方、安全資産とされる米国債は買われ、米10年物国債利回りは前日比0.06%低い(価格は高い)1.98%で終えた。
日経 11日夕刊
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欧州債務問題が再燃?でしょうか。NY株式が大幅に下げています。もともと金融緩和であまった資金がリスク資産に回って、株価が上昇していた流れでしたので、今までは実態経済の伴わない株高でした。懸念が出てくれば、一気に株価は下がります。EUの対応は時間稼ぎにすぎないとのコメントも以前ありました。しばらく、変動が大きい相場が続きそうです。
10日のニューヨーク株式市場でダウ工業株30種平均が今年最大の下げ幅を記録し、2月2日以来約2カ月ぶりの安値になった。欧州市場でスペインなどの国債利回りが上昇し、債務問題への懸念が再び浮上した。米景気の楽観論も後退しつつあり、相場の先行き不安から利益確定売りが加速。マネーの安全志向が強まり、米長期金利は約1カ月ぶりに節目の2%を下回った。
ダウ平均の終値は前時に比べ213ドル66セント(1.7%)安の1万2715ドル93セント。取引終了にかけて下げ幅を拡大し、この日の安値圏で引けた。午前の取引で時価総額を初の6000億ドル台に乗せたアップル株も下落に転じた。ダウ平均は5営業日連続で下げており、この間の下げ幅は約550ドル(約4%)に達した。米雇用拡大の勢いが鈍るなど米国内でも不安材料が増え、当面は株価の調整が続くといった見方も出ている。
ニューヨーク原油先物相場も続落し、期近の5月物は一時1バレル100.68ドルと、100ドルを割り込む水準に接近する場面があった。一方、安全資産とされる米国債は買われ、米10年物国債利回りは前日比0.06%低い(価格は高い)1.98%で終えた。
日経 11日夕刊
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欧州債務問題が再燃?でしょうか。NY株式が大幅に下げています。もともと金融緩和であまった資金がリスク資産に回って、株価が上昇していた流れでしたので、今までは実態経済の伴わない株高でした。懸念が出てくれば、一気に株価は下がります。EUの対応は時間稼ぎにすぎないとのコメントも以前ありました。しばらく、変動が大きい相場が続きそうです。