こぐま経済研究所ブログ

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米政府銀行のファンド投資禁止

2010-01-24 08:49:02 | 日記
金融規制案 負債規模に上限

オバマ米大統領は21日、金融危機の再発防止に向けた新たな金融規制案を正式に発表した。金融機関の規模や事業内容に一定の制限を設ける内容で、銀行にヘッジファンドの保有・出資などを禁止、大手金融機関の負債の規模に上限を設定する。業務拡大や事業統合を促す金融自由化の方針転換につながる。規制の詳細は今後詰めるが、金融機関の融資抑制などを通じて米経済のダイナミズムをそぐことになれば、回復途上にある世界経済にも影響が及びかねない。

22日 日経朝刊

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金融機関が、「大きすぎて、つぶせない」という状況になるのをなくすのが狙いのようです。商業銀行のヘッジファンドやプライベートエクイティの保有・投資を禁止したり、負債についても制限を設けて、借入による巨大化を防ぐことを目的としています。詳細はこれからですが、巨大企業を減らし、業務ごとに企業を分割していくことが目的なのでしょうか。

この金融規制案の発表で、NY株式市場は3日間で500ドル以上も下げる事態に。日経平均も22日は277.86円下げています。米国の株安と円安・ドル高が進んで、輸出関連株が値を下げました。