こぐま経済研究所ブログ

やさしく金融情報をお伝えします

株価はこれ以上は上昇しないのか?

2013-06-14 08:29:34 | 日記
昨日の日経平均は843円安の1万2445円。外国為替ドル円は93円台と黒田総裁が異次元緩和に踏み切る前の水準まで値を戻しました。5月23日まで加速度を高めた株価上昇が疑問視され、バーナンキ議長の一言(原因は他にもありますけど)で、株価は1143円も下落。急落後、少し値は戻すものの、投資家心理はぬぐいきれず、不安定な相場を今も繰り返し、5月22日終値15627円から3200円近くも値を下げました。

本日の日経朝刊には、もう株価は適正水準とのコメントも載っていましたけど、金融危機後の株価からの回復状況は、世界各国に比べて日本はまだまだ回復途上。ここで終わってもらっては困ります。

アベノミクス第三の矢である成長戦略が本日閣議決定されます。物足りなさがあると、指摘も受けています。でも前に進めていくしかありません。引いていてはいままでと同じ。政府の方針が企業、地方に浸透していきます。

みんなで応援していきましょう。

日経平均800円超下落

2013-06-13 22:45:40 | 日記
昨日のNY株式の低迷を引き継いで、今日の東京株式市場は、朝から売りが先行。日経平均は800円超下落しました。ここのところ日経平均の値動きが乱高下しています。大幅に下がったと思ったら数百円単位で上昇したり。やはり期待相場所以の足場のもろさを露呈しているようです。

東京証券取引所の上場銘柄は4000銘柄以上。日経225は225銘柄の値動きです。NYダウはもっともメジャーなものは30種平均。銘柄数はすくないのです。実際に、JASDAQやマザースでは、大幅に上昇している銘柄もあります。

日経平均の動きにあまり翻弄されないようにすることも大事だと思います。

相続税の延納

2013-06-01 22:10:11 | 日記
今月の勉強会は、相続税のお話をしました。

相続税の納付は、原則金銭一時納付です。しかし、相続財産によっては一時に金銭で支払うことが難しい場合があるため、納付の特例として、「延納」と「物納」があります。延納は、金銭一時納付が難しい時に、複数回に分けて納めることができる方法です。不動産等の割合によって延納期間も5年~20年(特殊な山林は40年)と長期にわたります。でも、分割で納付しますので、利子がかかります。税金の世界では、「利子税」といいます。

この制度を使っても、金銭で納付できない方のために、「物納」があります。相続税を物(ほとんどが相続財産)で納める制度です。

相続税は人が持っていた資産に課税される税金です。人は生きている時は、所得に対して課税され、購入した資産の無償移管は、生きている時は贈与税、死んだ時には相続税として課税されます。一生、課税されている感じですね。