こぐま経済研究所ブログ

やさしく金融情報をお伝えします

こぐま経済研究所2012年10月期セミナー開催しました。

2012-10-28 16:18:46 | 日記
10月27日(土)19時から、茅ヶ崎勤労市民会館において、こぐま経済研究所の2012年10月期のセミナーを開催しました。
参加いただいたみなさま、いつもありがとうございます。

今回は、「個人の資産運用における投資信託の位置づけ」として、投資信託の仕組みと投資信託を使ってどのように投資をすすめていくべきか説明させていただきました。

将来的にも低金利が想定される中で、預貯金だけでは金融資産は増やせません。ある程度のリスクを取り、リターンを求めることが必要です。
日本の家計資産約1500兆円のうち、株式や投資信託といったリスク性資産への投資比率は9.8%(2012/6の日銀資金循環統計より)で1割にも満たないのです。

確かに、バブルが崩壊してから、約20年間景気は低迷したままですし、株式市場は金融危機や欧州財政危機で大きな痛手を被りました。
日本の個人資金が投資に向かわず、貯蓄に戻ってしまうのも分からなくもありません。

ただ将来を見据えて、特に若年層の方には、投資の効果をよく考えていただき、まずは投資信託を題材に投資の一歩を踏み出していただけたら幸いです。

次回もよろしくお願いします。

千葉アクアラインマラソンに参加してきました。

2012-10-21 16:29:09 | 日記
21日の日曜日、千葉アクアラインマラソンに参加してきました。
朝から雲ひとつ無い快晴の中、午前10時のスタート、何とか苦しみながらも完走しました。

9時30分からのセレモニーの中、森田健作千葉県知事のあいさつ。

「みんな、おはよう!今日はいい天気だ。快晴だ。まさに青春晴れだ!頑張ってくれい!」

短い内容ではありましたが、彼らしい応援メッセージをいただきました。

とにかく雲ひとつないので、暑い。帽子の向きを日差しに合わせて調整。
首に日差しが直接当たるのを避けました。

アクアライン上のランニングはとても気持ちよかったです。
驚いたのは、この道路のフェンスは海が見えるようにとても低いのですね。

ランナーが誤って落下しないように、20mおきくらいに人がいて、注意していました。
(ご苦労様です。)

アクアラインを通過したあとも約24kmほど残っています。
それからが辛かった。足の筋肉痛も発症し、25kmすぎからは、
1km走っては、ストレッチの繰り返しでした。

沿道の応援がとてもありがたかった!!(元気が出ました。)
木更津市のみなさま本当に感謝いたします。

さて、週末は湘南国際マラソンに参加します。
足の疲れがまだ取れていないようなので、
今週はできるだけ、休養とリハビリに努めます。

では。

サムスンの最高益更新

2012-10-06 11:33:14 | 日記
韓国のサムスン電子が発表した、2012年7~9月期決算では連結営業利益が前年同期比91%増の8兆1千ウォン(約5700億円)になったようです。スマートフォンの好調が収益を押し上げたかたちです。韓国企業はウォン安による為替差益もあり、業績拡大を続けています。一方の日本企業は、シャープ、パナソニック、ソニーなど赤字からの回復を模索している企業ばかり。昨年来の円高の余波はあるものの、単なる為替要因だけでここまで差がついたのでしょうか。

サムスンというと安売りの液晶テレビとNTTdocomoが売っているギャラクシーの提供先というイメージが強いのですが、実は、訴訟中のアップル社への部品供給しています。iPhone、iPadで利用している液晶はサムスンからも供給しているのです。自社製品の販売、他社への部品供給、そしてウォン安が彼らの利益の源泉になります。

ただ昨年の急激な円高で一気に打ちのめされた日本企業のように、通貨危機はどのような形で発生するかわかりません。韓国も90年代には、通貨危機でIMFの援助を求めた国です。

地道な努力で新技術を開発し、量産化に成功させ、成長してきた日本企業。私はいまでもこの形が本来の企業成長の形だと認識しています。技術を外から買って、少し応用させて自分のものにしてしまう国・企業が多く存在していますが、必ず限界が来ます。日本企業は原点に立ち返ってもういちど、人々が楽しく生活できる電気製品を世の中に供給していってもらいたいと願っております。

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タブレット端末による投信販売

2012-10-03 21:50:05 | 日記
最近の新聞を読んでいると、銀行各行で、iPadなどのタブレット端末を導入し、外回りの営業マンなどに配布しているようだ。特に投信販売で有効活用することを念頭に置いての導入となっている。各行では、ベンダーが提供するアプリケーションなどを購入して、投信販売の効率化を図っている。

ここで気になる問題がある。タブレットを導入して、投信販売だけをやれば銀行マンの仕事は完了するのか?そうではない。銀行の販売商品はその他にもたくさんある。預貯金は銀行のもっとも主要な商品、さらに個人向け国債や保険を扱う銀行もある。一方的にタブレットで投信を提案しても、預貯金残高などを組み合わせた総合的な判断は顧客にとって難しいのではないだろうか。

そこで、年代別の支出モデルなどを前提に、お客に将来にわたってのキャッシュフローを示し、不足が生じそうな歳に向けて資産運用を提案する形態が採られる。ライフシミュレーション機能だ。一部の預金を投信に回して利回りを確保しないと数年間の赤字覚悟となってしまう可能性があることなどを教えてあげるものだ。

タブレット端末に投信機能しかない場合、営業マンは手数料稼ぎの道具としてタブレットを利用していると取られても仕方がない。銀行の商品全体から、もっともそのお客に合った商品を提案してもらいたいものである。決して、分配金が高いだけで、投信を購入してはいけません。

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新規設定を取りやめた投資信託が出ました。

2012-10-02 23:42:58 | 日記
10月1日に新規設定を予定していた投資信託が、設定を取りやめました。某運用会社の中国A株に投資するファンドです。募集期間に資金が集まらなかったことが取りやめた理由ですが、昨今の中国との関係悪化がファンドの設定にまで影響を及ぼす形となってきました。

今月中国株へ投資する3本の投資信託が設定予定でしたが、そのうち2本が設定中止。もう一本が設定延期としています。中止は過去にもありましたが、まとめて3本も中止となるのは珍しいそうです。

今後、関係改善されてから、再度設定されるのかどうか何ともいえませんが、尖閣問題を発端とした両国の関係悪化により、投資信託の資金調達にも影響が出てきました。単純に資金が集まらなかっただけなのか、中国側からの圧力などはなかったのか、気になるところです。

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