こぐま経済研究所ブログ

やさしく金融情報をお伝えします

13年度税制改正法が成立

2013-03-30 22:16:48 | 日記
昨日29日に、13年度の税制改正法が成立しました。1月に提示された税制大綱をベースに、景気回復に向けた減税措置を盛り込んだ法案が可決。これで、所得税と相続税も大きく変わります。

特に相続税は、相続増税・贈与減税の色合いが強いかなと感じています。相続税の基礎控除は4人家族(配偶者+子ども二人の相続人)の場合、5000万+1000万×3人 =8000万円でした。それが27年以降は、3000万+600万×3人 = 4800万円となります。いままで課税対象でなかった人たちまで課税範囲が広がります。

贈与には、暦年贈与と相続時精算課税の2種類があります。暦年贈与は相続開始から3年超前のものは相続時に加算されません。相続時精算課税はその名の通り、すべて加算されます。精算課税を採用して5000万円の贈与を受けていた人がいた場合、今までであれば、相続時は非課税だったのに、相続税の法令改正によって課税されてしまいます。

贈与の方法選択には、注意してくださいね。

こぐま経済研究所

FP相談会を開催しました。

2013-03-23 21:34:21 | 日記
今日は、地元の会議室を借りて、FP相談会(相談者は一人です)をやってみました。
ご質問は年金関連。年金定期便の読み方を教えて欲しいとのこと。いままでもらっても全く見もせずにしまっていたようです。60歳から65歳までは、仕事がないと何ももらえないことを知っていただき、リタイア後の収入源全体の説明の中で、年金の位置づけを知っていただきました。

その他、相続税関連についてのご質問もあり、相続と贈与の関連や今後の法改正の与える影響などについて説明させていただきました。

こぐま経済研究所では、今後もセミナー活動の傍ら、FP相談会も並行して行っていく予定です。どうぞよろしくお願いします。