こぐま経済研究所ブログ

やさしく金融情報をお伝えします

日本の金融政策は、円安誘導ではない?

2013-02-27 23:33:56 | 日記
本日の日経夕刊に、FRBのバーナンキ議長が米議会上院銀行委員会で、日本の金融政策を支持しました。「為替目的ではない」「デフレ脱却を目指す試みを指示する」などと発言。日本の擁護なのか、日本のデフレ脱却がアメリカにプラスに働くことを期待しての言動なのかわかりません。それにしても、同会議でFRB議長が他国の金融政策に言及することは異例のようです。

日米欧の金融緩和政策は当面継続されることになりました。

アベノミクスは、G20でも名指しで批判されることを回避し、円安がさらに加速。月曜は、日銀総裁決定で株高・円安へ。山場をクリアーしてきました。いよいよ参院選まで金融危機前の高値目指して株高・円安が一層進むのか、期待が膨らみます。

こぐま経済研究所

少額投資の専用投信

2013-02-25 22:39:20 | 日記
今日の日経に、日本版ISA開始に向けて、三菱UFJが専用投信を開発、販売する記事が掲載されていました。少額投資非課税口座は上限が100万円で5年間(口座を開設することで最大10年間)、配当所得と譲渡所得が非課税になる制度です。

専用の投信ということなので、5年間でもっとも効率の良い運用を行う投信を開発するということなのでしょうか。この口座では、商品の乗り換えはできないので、期間を目一杯使って、高収益を上げることが求められます。でも、ハイリターンファンドを短期で運用しても非課税口座として使うのであればそれも構わないはずですね。

来年1月の開始に向けて早くも各金融機関は顧客の囲い込みに動いているようです。

こぐま経済研究所

2013年2月期のセミナーを開催しました。

2013-02-24 19:36:13 | 日記
昨日、23日19時から、茅ヶ崎勤労市民会館で、
こぐま経済研究所の2月期のセミナーを開催しました。
ご清聴ありがとうございました。

今月は、投資信託の選択方法についての講義です。
アベノミクスによる、昨年来の株式市場の活況も相まって、
投資信託の販売も急拡大しています。

でも、いざ投信を購入してみようと思っても、
4500本近くある投信の中から何を選んだらいいのか、
投資初心者にはわからないですよね。

投信の資料も複雑なものを多いため、個人投資家の購入パターンは、
分配金の高いものに集中していました。

高額分配金を支払う投信は、
元本を取り崩して支払っているケースもあり、
注意が必要です。

投信の購入時に必要な情報として、以下の4点を指摘しました。
①リスク情報を含め、運用方針をしっかり見る。
②基準価額や分配金の動きをつかむ。
③手数料 特に信託報酬をチェック
④パフォーマンス情報

これだけでは足りないかもしれません。
でも、何も知らずに銀行の営業マンのお薦めを
そのまま購入するよりは、ずっと良いと思います。

日本の家計資産1500兆円が、投資に向かうか否かは、
個人投資家の購入に対する安心感が得られるかどうかに
かかっていると思っています。

★来月は3月下旬の土曜日を予定しています。
詳細が決まり次第、ご案内いたします。

中国の身分制度

2013-02-14 22:58:28 | 日記
昨日、中国関連の経済セミナーに参加してきました。
その中で、中国には都市部と農村部で身分が違うことを知りました。

例えば、大学受験。
日本は、どこに住んでいようと、原則、同じ土俵で戦えますよね。
全国から優秀な学生が、一流大学に集まってきます。

中国は、というと、国内最高レベルの北京大学は、
北京市の戸籍がないとまず合格はできません。
合格者数を見ると、

北京市は約50~60人。
北京市以外では、1~2人。

地方都市でいくら優秀な成績を収めても、合格できない基準があるのです。
北京や上海の大都市には、戸籍を持っている人と、出稼ぎ労働者で長く都市部に住み、税金も都市戸籍がある人と同様に納めている人がたくさんいます。その数、約3億人とも言われています。

同じ生活を送ってきても、進学、就職、社会保障などで差別を受けるシステムが残っています。

なんという不公平。
なくしたら今度は都市部から不満噴出でしょうね。
既得権益の塊の中国ですから。

身分の違いがあること、
知らなかったなあ。

謎が多い国、中国。

習近平主席が、この問題をいかに解決するかが、
今後の中国の発展に大きく寄与すると言われています。

FP冬フォーラム2013に参加してきました。

2013-02-11 21:39:08 | 日記
昨日、横浜駅近くの神奈川県民センターで行われた、
FP冬フォーラム2013に参加してきました。

今回は、お客ではなく、スタッフとして参加したのです。

相談会のサブ相談員として。

フォーラムは、2コマのセミナーと12件の個別相談会で構成。
いずれも無料。

私は、個別相談会のサブ相談員として参加。
メインの相談員の補助をする役目です。

お客様からの質問、それに対する回答、提案などをまとめ、
最後に報告書を作成します。

年金、税金、資産運用など、疑問・不安を抱える人が多いことを再認識しました。
でも、フォーラムに来られて相談を受けるかたはまだいい方です。

このようなフォーラムの存在も知らず、自分で抱えたままの人も多いはず。
そんな人たちへのサポートをしてあげたいですね。

少しでも不安を解消してもらいたいと思います。

自分もFPとして、さらに知識を磨いて、
相談に応じて顧客の不安を解消してあげたいです。

次回は5月18日。