龍笛の音色 あれこれ・・

先日の神奈川雅楽会さんの演奏会で「キレイな音」に感銘を受けたので、自分でも「キレイな音」を意識して吹いてみました。

が、しかーし・・「キレイな音」と思うとどうしても息圧を弱めることになっちゃいまして・・キレイな音なんだけど龍笛の音じゃない、って感じ。これじゃ篠笛で吹いた方がイイんじゃないか？と。

龍笛はその倍音を多く含んだ重層的な音が特徴であり、そこが他の笛にはない魅力なんだと思いますので、やはり全力でその持つ能力を最大限に引き出してあげるべきものなのでしょう。その「最大限に引き出す」っていうのがムズカシイわけですが・・。
それでいて芯のあるキレイな音を出す、というのが一番ですね。「清濁併せ呑む」ということです。

最近はなんとなく漫然と吹いていたり細かい技術的なことばかり気にしていましたが、最も大切な「音質」ということを再認識させてくれたことに感謝です。

笛に上手く息が入った時の「笛が全身でビリビリ振動しながら、その振動が音となって拡がっていく」という感覚が何ともいえず快感ですね、やっぱり。




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