名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

堀川のカワウの群れ

2014年01月13日 | 歩く

高気圧に覆われた名古屋は
朝から雲一つない快晴となった。
寒気は厳しいが
明るい陽射しが心地いい。

今朝、堀川の上空を大型の鳥の群れが飛んでいた。
水面も黒い鳥が群がって
上流に向かっている。

アオサギは時々見かけるが
一回り小さいし、体の色やくちばしから見て
カワウに間違いない。

知多半島の鵜の山には
大きなコロニーがあるので
そこから餌を求めて木曽川や庄内川へ向かう途中で
堀川に寄り道したようだ。

高度成長期には、干潟の埋め立てや河川の汚染で
カワウの絶滅が危惧されるほど減少した。
ダイオキシンに汚染された魚を捕食して
生殖能力が低下してカワウが減少したとも言われている。

最近は河川の水質浄化や
コロニーの保護が進んで、生息数が急激に回復し
カワウの被害が言われるようになった。

営巣のために木の枝が折られたり
糞害で木が枯れたりして
禿山と化した所もあるようだ。

養魚場やアユやマスを放流した河川は
深刻な被害に見舞われ、防除策も取られている。

もともと人間と野生動物は
程よいバランスを保ちながら共存してきたが
随所でこれが崩れている。

都心のカワウに癒されたが
人間の勝手で保護したり、駆除しているようでは
動物たちも戸惑うことだろう。
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