飛騨地方の天気は回復して、朝から陽射しが眩しい。
この調子で天気が続けば、雪解けも進んでいくことだろう。
雪の重みで押し倒されていた渓谷沿いの竹も、少しずつ起き上がってきた。
裏の畑は1メートルほど雪が積もっているが、日を追って雪解けが進んでいくことだろう。
庭や屋根の雪も強い陽射しを受けて、目に見えて減っていく。
穏やかな春の1日は、西の空を茜色に染めて暮れていった。
サーモンの燻製が出来たので、朝食のおかずにした。
刺身のように厚切りにしたスモークサーモンは、しっとりとした食感と、すっきりした煙の香りが利いて旨かった。
塩と砂糖、白胡椒、セージ、ラム酒でソミュール液を作り、一晩漬け込んだ後に流水で90分ほど塩抜きをする。
燻煙開始
塩抜きが終わったら10時間ほど風乾して、燻製箱に入れて楢のチップで2時間燻す。
燻煙終わり
そのまま食べてもいいが、キッチンペーパーに包んで12時間ほど冷蔵庫で熟成すると、煙がなじみ旨味も増す。
煙の殺菌効果で保存は利くが、出来立てに比べるとねっとりとした味わいが失われる。
いろいろな食材で燻製を作っているが、スモークサーモンは失敗が少なく、サラダやパンに挟んだりして食べている。