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名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

秋の一日を十二ヶ岳で

2011年10月13日 | セカンドルーム

 

今朝はうす曇りで風もなく、いつものような空気の冷たさは感じなかった。
好天も昨日までで、天気は下り坂のようだ。


昨日登った十二ヶ岳は眺望の良い山で、山頂から12座の山(乗鞍岳、御岳、白山、薬師岳、黒部五郎、笠が岳、槍ヶ岳、北穂高岳、西穂、奥穂、前穂、焼岳)が見えることから名付けられたと言われている。
残念ながもやがかかって、山なみの向こうにシルエットのような僅かな形が見えるだけであった。


紅葉も山頂付近はいくらか色付いていたが、錦に染まった周りの山々を見渡せるのは、1週間ほど先のようだ。


広葉樹林の登山道は木漏れ日が気持ち良く、落ち葉の季節になると、ふかふかの絨毯を敷いて迎えてくれる。

 


この山は、麓に住む人たちと深く結びついた暮らしの山で、山中には古い祠や鳥居なども残っている。


山頂には笹山神社が祀られ、農業や養蚕の繁栄を守り、雨乞いの神様として旱魃の時には雨乞い神事が行われていた。

 


東に少し下ったところにブナ林が残っているが、このあたりでも巨木を目にするのは珍しい。

 

紅葉と周りの山なみを借景に、山頂レストランを開店して、どん兵衛とコンビニお握りと、食後は熱いコーヒーにクッキーと豪華レストラン並みのランチを楽しんだ。


下山後は麓の恵比須の湯に寄って、体が茶色に染まりそうになるまでつかって、汗と疲れを流してきた。


十二ヶ岳を振り返り、山も温泉も独り占めにした秋の一日を噛み締めながら帰途についた。

 

 

コメント (6)
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