
3月16は、よみうり文化センター主催の人気シリーズ「老舗のこころシリーズ第9弾」に参加しました。










会場は京料理の老舗として名高い「はり清」さんです。
















「千鳥酢」として知られる老舗村山造酢11代目後続村山浩一氏(専務取締役)の講座がありました。



京都の食文化で欠かせない調味料「酢」。
三条通の三条大橋の東の地で、300年以上続く村山造酢の代表銘柄「千鳥酢」は、地元の方のみならず老舗料亭やプロの料理人に愛用されてきました。






かなり気合いが入ったのか62枚ものパワポを用意され、酢の歴史や効能、原料から製造方法、利用法まで詳しく説明して頂きました。






村山浩一さんは、当初は家業を継ぐ意思はなく、京都大学工学部に進学されます。
ところが"家業"は常に心の中にあったのでしょう。在学中に家業を継ぐ決心をされます。
大学卒業後には東京農業大学短期大学や京都大学大学院農学研究科で知見を深められ、京都伏見の月桂冠に入社されます。
そこで酵母や麹菌、日本の酒づくりに関わる技術を学ばれた後、2016年に村山造酢に入社されています。

エンジニア志望から実家の造酢家へと少し遠回りされた感じのある村山浩一さんですが、その事が違う世界を知り、今の仕事に生かされているように思います。

村山浩一さんが開発を主導された「純米千鳥酢」などは酒醸造の技術と家業の造酢技術の結晶となりお酢です。

「千鳥酢」に続く第二の柱になるといいですね。
次に村山造酢さんの酢を使った京料理「はり清」さんの懐石料理を味わいます。
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