「木乃婦」さんの一階のしつらえです。
「岩戸山」の町内にあり、入口も祇園祭仕様になっています。
今年から三代目ご主人高橋拓児さんが山鉾巡行に帯同されるそうです。
当日の会場となった2階の大広間です。
床の間には果林が生けられています。
ご主人のお話では初代から室町近辺の呉服商とのご縁が深く、当時お客様の9割は実に呉服商関係の方々だったそうです。
各店舗に来られたお客様にお弁当を配達し、上顧客の方は夜も「木乃婦」さんで食事をして帰られたそうです。
内装も呉服商の旦那衆の意見や好みが随所に施されています。
ご主人のご計らいで空いている一階の部屋を二部室見せて頂きました。
障子ひとつ取っても細かな意匠が施されています。
もう一部屋です。
茶室の様な天井です。
中庭を見ながら食事が出来ます。
その他に壁に「洛中洛外図」が掛けられた部屋もあるそうですが、お客様がおられ見学は出来ませんでした。
また、「木乃婦」さんでは初代ご主人の時代には"仕出し"が中心だったそうです。
今もその伝統を受け継がれ1日に700〜800もの弁当を配達されているそうです。
"味"よし、"雰囲気"よし、"接客"よし、"ご主人の人柄"よし、、、の京都の名店です。
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