
4月13日は、東福寺塔頭寺院のひとつ光明院を訪ねました。





















光明院は、室町時代の明徳2年(1391)に金山明昶が開創した東福寺の塔頭寺院で別名「虹の苔寺」として知られています。





昭和14年(1939)に完成した「波心庭」は、昭和の名作庭家・重森三玲による作庭です。
池泉式枯山水庭園で、州浜型の白砂の枯池に三尊石組が配置され、背後にはサツキやツツジの大刈り込みがあります。
この時期は更にその背後には桜があり、空の青と新緑のまだまだ淡い緑、そして桜の花の淡いピンクとのコントラストが春のシーズンの見所です。





この「波心庭」は見る角度によって、その表情を変えます。
しばらく居ても飽きない庭園です。

また、高台の雲上には重森三玲設計の茶亭「蘿月庵」(らげつあん)があり、窓・壁・障子に描かれた大きな円は月を表し、月が東に昇る様を表しています。




ご住職の藤田慶水さんは芸術作品や写真の展示会などにご理解のある方で、光明院を会場として様々な取組みを試みられています。
この日は曼荼羅でした。
ご住職は将来東福寺の"高僧"になられる方と以前に重森三玲のお孫さんの重森千靑(ちさお・重森庭園研究室代表)さんからお聞きした事がある和尚さまです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます