
5月2日は、京都古文化保存協会主催で特別公開されている伏見区宝塔寺の塔頭寺院・大雲寺を拝観しました。































大雲寺は、深草山宝塔寺の塔頭寺院のひとつで、巽の霊山とも呼ばれる場所にあります。
昔から極楽寺地域の一部であり、特に鶴林院の旧地として、古い建物が多く残っています。


本堂は日蓮宗のお寺らしく、ご本尊として塔中の妙法連華経の左右に釈迦如来像と多宝如来像がお祀りされ、その前には宗祖・日蓮大聖人がお祀りされています。

今回、特別公開されている小さなお厨子には「一塔両尊(像高1cm)・日蓮大聖人像(同1.5cm) 念持仏」が納められています。
もの凄く精巧に彫られています。


仁和寺霊明殿のご本尊・薬師如来像(国宝)を思い出します。



その他にも寺宝の数々が公開されています。






次に庭園を拝見しました。

近年、日蓮大聖人や日像菩薩を偲んで、寺内外の整備が行われ、寺観が一新されました。
さらに、庭の中に茶室「宝珠庵」「黙庵」を造営、これを機に造園師中原正治氏により庭を全面改修されました。



折角の期間なので茶券を購入し、茶室・宝珠庵でお抹茶を頂きました。




もうひとつの茶室・黙庵です。
茶室内は撮影禁止になっていました。
茶室から見える「北山台杉」の庭園も京都らしく趣きがあります。

次にすぐ向かいの塔頭寺院・円妙院を拝観します。
(ご住職は大雲寺と兼務されています。)
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