7月21日は、この春に京都八瀬の地にオープンした宿「moksa(もくさ)の〜館内ツアーとスペシャルランチ〜(NHKカルチャー)〜に行って来ました。
出町柳駅から叡山電鉄(えいでん)で行きましたが運よく"ひえい"に乗る事が出来ました。
場所は叡電の八瀬比叡山口駅を出て高野川を渡り"瑠璃光院"の前を更に進んだところで駅から徒歩で約7〜8分くらいの所です。
"高折病院"と言う療養施設があった跡地に
建っています。
集合までの時間を利用して庭園を散策します。
周囲に溶け込んだ素晴らしい庭園ですね。
もみじや枝垂れ桜が植わり、かって高折病院だった頃には療養中の多くの患者さんの心を癒やされた事でしょう。
集合時間になり二班に分かれ先ずはホテルのコンセプトの説明後に館内を巡ります。
宿泊される方は先ず心身を再生するような体験として"お茶"が出されます。
「茶は養生の仙薬なり、延命の妙術なり」と鎌倉時代の禅僧"栄西"が書いた「喫茶養生記」にあるように"薬"として珍重されていました。
また、館内には色々な陶芸や書など現代作家さんの作品に溢れています。
ホテル名の「moksa」は梵語で"解脱"や"開放"を意味する言葉で現代の暮らしに疲れた心と身を清め生まれかわるような体験をして頂きたいと言うホテルの想いが込められているそうです。
館内の炭庵(たんあん)には3室(炭蒸・檜蒸・美蒸)のサウナがあり、全てが完全予約制になっています。
サウナ室・水風呂にも炭が使われています。
古代飛鳥時代には皇位継承を巡り争った「壬申の乱」が起こり大海人皇子と大友皇子とが戦っています。
その戦いで背中にや矢傷を負った大海人皇子は八瀬の村人が献上した窯風呂で傷を癒したと伝わっています。
31ある客室の1室です。
京都色を全面にだすのでは無く、八瀬の自然に溶け合うように"落ち着き感"を大切にした客室です。
一日中、携帯もTVも無く庭園の緑を眺めて過ごしてみたいものですね。
最後にレストラン「MALA」で庭園を眺めながらの食事です。
エグゼクティブシェフの穴倉宏生さんです。
レストラン名「MALA」も梵語で「循環」や「繋ぐ」と言う意味があるそうです。
地元に近い大原産の野菜を中心に旬の食材とをじっくりと薪火で調理されているのが特徴です。
どの料理も創作性溢れる品々で美味しく頂きました。
地元産の野菜にこだわっておられるだけに野菜の味が濃いです。
野菜が主役のランチもいいものですね。
次にJR東海のイベントが14時15分からあるので少し早めの13時20分に失礼しました。
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