この本は、経済産業省の現役官僚、古賀茂明氏の著書。
彼は、最近ほんとテレビで良く見かけますねぇ。
日本を動かしている霞ヶ関で起きている実体
官僚機構と政治との関係
最近の政治(家)
そんな事について、古賀氏の視点から書かれています。
この本を読むと、日本を動かしている中枢部で起きている事のあまりの状況に
危機感というより絶望感を抱いてしまいます。
どうにかしなくちゃいけないし、古賀氏も本の中でいろんな提案をしてはいるのですが
果たして、誰にそんな改革ができるのか・・・
ところで、古賀氏
つい先日、前大臣に直接辞職を促されたらしいと報道されましたが
まだ、官僚を辞めてはいないようですね。
(噂では、更に窓際の部屋に異動となったとか。)
霞ヶ関に味方は皆無の状況の中で
なぜに国家公務員の身分のままで
このような類の本を出したり、雑誌に寄稿しているのか。
それが、よくわからないんですよねぇ。
結局、何を成し遂げたいのか、イマイチ不明。
面白い本でしたが、複雑な気持ちになる一冊でした。
日本中枢の崩壊
読書期間:7月23日~8月19日
評価:3.8点(5点満点)