かえるネット木津川南

大阪市南西部で活動する日本共産党の青年後援会のブログです。

【定員に満たない学校は魅力がない?~大阪府の高校つぶし~】

2016-10-17 23:27:36 | 府政・市政
【定員に満たない学校は魅力がない?~大阪府の高校つぶし~】
少し長くなりますが、、、
9月5日、大阪府教育委員会は、府立高校4校(西淀川、北淀、大正、泉尾)を統廃合する案を発表しました。

大阪では2008年に橋下徹氏が大阪府知事に就任して以降、「維新」府政のもとで教育や福祉の予算が削られてきました。

「3年連続志願倍率に満たない高校は再編整備(統廃合する)」という条例がつくられ、大阪府教育委員会は「7校程度」統廃合するという方針で、統廃合を進めています。

これまでに、咲州高校や池田北高校などを募集停止にしてきています。

大阪府の方針は、募集人員(定員)に満たない志願者数ではいけない、つまり、必ず「不合格者」を出さないといけない。受験で「不合格者」を生まない高校は、魅力のない高校として廃校にする、ということです。

大阪府の言い分というか、方針は、本当にそのとおりなのでしょうか?
そんなことはありません。

そもそも公立高校の「定員」は余裕を持って設定されており、一定の高校が「定員」に満たない状態になるのは当然です。

実際に鹿児島県や山形県では約半数の高校が「定員」を下回っていますが、学校をつぶすなんてことをしてるのは大阪くらいのものです。

しかも、大阪の高校は全国と比べても突出して大規模な学校が多く、教室が足りないくらいのつめこみ状態。「定員」を満たす以前に、そのつめこみ状態をなんとかすることが求められています。全国では高校でも少人数学級がすすんでいますが、大阪府は国の上限いっぱいの定員一クラス40人に据え置いたままです。

さらに、「定員」に満たなければ魅力のない高校なのか、といえばそんなことはありません。
在校生や保護者からは、今、統廃合にされようとしている高校の魅力が口々に語られています。
例えば、統廃合の対象となっている西淀川高校は、人間関係や勉強の進み具合に困難を抱えた生徒へのサポート体制に力をいれてきていて、在校生からは「お互いにつらさとか相談し合って、支え合えるような優しい場」といった声。

高度成長期に公害が発生し、多数の公害患者が生まれた歴史から、授業以外に環境フェスタや公害患者から話を聞くなど地域に根差した取り組みに、魅力を感じで「この高校に決めた」という声が出されています。

しかし、松井大阪府知事は、昨年、統廃合対象になっている西淀川高校について「魅力のない学校で定員にも満たず、その学校に通うことは生徒にとって自身の成長につながらない」と発言。

その教育について何ら理解していないであろう、あまりにお粗末な発言に、在校生からは「高校を選んだ保護者、在校生、卒業生を傷つけた」「何を見て、高校生活で成長しないと断言するのか」と怒りの声が上がっています。

ほんとにその通りだと思います。
定員を満たすかどうかと、一人ひとりにとって、豊かに学び成長できる教育の場であるかどうかということは、リンクすることではありません。

16日、統廃合の対象となっている大正高校、泉尾高のある大正区では、教職員、保護者、OBのみなさんが、大阪府の高校つぶしを止めて、子どもたちが豊かに学び成長していける高校を守ろうと、署名宣伝をおこないました。

今後も、さらに広げていきたいと思います。


【原発労働者は残業時間無制限  日本共産党・高橋千鶴子衆院議員の国会質問①】

2016-10-13 21:40:21 | 政治
日本共産党・高橋千鶴子衆院議員が衆院予算委員会の質問で、原発労働者の残業規制が外された問題を取り上げました。

厚労省は「残業時間限度基準」として、「月45時間」「3ヶ月120時間」「年360時間」までとする大臣告示を出しています。

しかし、「公益上の必要」があれば除外できると定められています。

厚労省は、2013年に原発再稼働審査のための業務を、適用除外の業務に指定していました。

高橋議員が「誰から要望され、誰が決めたのか」と確認すると、塩崎厚労相は「電力会社から要望があって、当時の労働基準局長が通達を発出した」「(要望した電力会社は)九州電力だ」と答弁。

原発再稼働審査は、申請から早くて3年かかります。

高橋議員は「これだけの長期に残業時間規制を取り払えばどうなるか。過労死ラインまで残業して再稼働審査に間に合わせることがなぜ公益になるのか。これが認められれば、うちだってとなるのは目に見えている。一片の通達で許されるのか」と追及。

安倍首相に対しても「『残業時間の規制を外してまで急げ』というのはおかしい。労働者に無理をさせることは、安全作業の確実性も問われる」とせまりました。

安倍首相は、「公益上の必要性、集中作業が必要とされるかの条件に合い、労働基準局長が指定するものを限定的に認めている」と述べるにとどまりました。

その安倍首相に対して、高橋議員は「労働の生産性を上げるのも労働者を大切にしてきてこそだ。きちんとルールを守ってこそ、企業のイメージもアップする」と強調しました。


【新たな挑戦】

2016-10-06 19:22:48 | 政治
来る衆議院選挙に大阪3区(大阪市住吉区、住之江区、西成区、大正区)から挑戦する決意を昨日発表させていただきました。
 
 大阪3区は、私が生まれ育ち、地域のみなさんと様々な活動をしてきた地域です。これまで2012年、2014年と挑戦をさせていただき、大きなご支援をいただきました。しかし、これまでと同じ気持ちで再挑戦を決意したわけではありません。
 私が決意した思いは先の参院選の経験の中にあります。
 大阪選挙区で次点に終わったとはいえ、大阪府下で45万4502人の方々が自民党でもない、公明党でもない、そして維新でもない、「日本共産党のわたなべ結」に託してくださったということです。「自民、公明、維新の改憲勢力に議席を独占させるわけにはいかない」と訴え、安倍政権とも維新とも正面からたたかってきたものとして、この45万4502人のみなさんの思いに引き続き応えていく必要があると思いました。
 そして、参議院選挙の中でも出会ってきた数々の切実な願いにこたえたいと思ったからです。「私たちの暮らしに目を向けてほしい」。この声に耳を傾け、その声を国会で本気で代弁する政治家が一人でも多く必要だとの思いを強くしています。
 
 そして何よりも、参議院選挙の中でこの大阪でも広がった歴史的な野党共闘、市民との共同を候補者として最前線で経験をさせてもらったことです。この経験したことのない共同の広がりが、参議院選挙を機に大きな一歩を踏み出したもとで、次に行われる国政選挙が総選挙です。政権構想も含めた本格的な野党共闘を実現し、市民のみなさんと一緒に安倍政権をたおし、新しい政府をつくる。参議院選挙で共同の最前線に立たせてもらった者として、この挑戦の先頭に立つ役割があると考えました。
 
 すでに候補者として発表されていた安達雅之さんは、ご自身が候補者を決意された政治を変えたい思いと同じ思いでこの度のバトンタッチを決意したと語ってくれました。政治を変えようとともに頑張ってきた仲間として、その大きな立場に立った決意に敬意を表し、勝利で応えたいと思います。
  
 小選挙区で勝利を勝ち取ることはもちろん容易ではありませんが、もともと私が30歳で国政選挙になった時の合言葉は、「2010年代に小選挙区でも勝てる党になろう」でした。その時に何度でも挑戦する決意で候補者になりました。その初心も胸に前に進みたいと思います。
 みなさんの温かいご支援をよろしくお願い致します。

【衆議院大阪3区小選挙区予定候補の交代について】

2016-10-06 19:19:41 | 日記
10月4日(火)、日本共産党大阪府委員会は記者会見を開き、次期衆議院選挙の大阪3区の候補者として、わたなべ結(ゆい)さん(35)=新=を擁立することを発表しました。

7月の衆参ダブル選挙に備え、擁立していた安達雅之さんと交代となります。

経過としては、参議院選挙の結果も踏まえて野党共闘の流れをさらに大きくし、大阪でも野党統一候補の実現をめざし、それにふさわしい候補者を擁立しようと、日本共産党木津川南地区委員会でも議論をした結果であります。

わたなべ結さんは、2012年、2014年と2度、大阪3区から衆議院選挙に挑戦し、2014年の選挙では42.8%の得票率を獲得しています。

記者会見で、わたなべさんは、小選挙区で野党共闘を実現するかどうかが衆院選の焦点だと力を込めて語り、「大阪3区から野党共闘を実らせ、野党の議席を勝ち取っていく。その思いで決意しました」と述べました。

交代となる安達雅之さんは、日本共産党木津川南地区委員会の常任委員として、新しい任務に就くことになります。