かえるネット木津川南

大阪市南西部で活動する日本共産党の青年後援会のブログです。

【公権力の側に立つ者の差別発言】

2016-10-22 23:02:20 | 政治

今朝は、大正区での朝宣に参加。
衆院大阪3区から国政へ挑戦することを発表したわたなべ結さんも参加し、訴えました。

わたなべさんが力を込めて訴えたことの一つが、先日、沖縄県・東村高江の米軍ヘリパッド建設現場で、大阪府警の機動隊員が反対する住民に「土人」という差別的な罵声を浴びせたこと。

そして、それを松井一郎大阪府知事が批判するどころか、実質的にようにし、その機動隊員をかばうようなSNSでの投稿や発言をしていること。

「土人」という言葉は、「現地の人」などという意味も確かにありますが、一般的には、多くの場合、相手を見下し、野蛮だとする差別的な意味合いで使われているということは、周知の事実。

沖縄タイムズの報道によると、かつて、博覧会の見世物「7種の土人」の一つとして、沖縄の人が展示物扱いで見世物にされたこともあるとか。しかも、その博覧会がおこなわれた場所は大阪というのは、なんとも腹立たしいことで。

今回の大阪府警の機動隊員による「土人」という罵声の一件は、そういった戦前、戦中、戦後、沖縄の人々に対する差別の歴史的な背景を踏まえて見るべきで、そうであるなら、なおのこと決して許さるべきものではありません。

ましてやそれを発言したのが、警察という権力を行使して、容易に人権を侵害することも可能な組織に所属する人間であり、また、それを知事という政治権力を持つ人間が実質的にかばうというのは、単に現場での売り言葉に買い言葉で言ってしまったという問題では済まされないことです。

政治権力を持つ者が差別を容認し、仮にそれを推し進めればどうなるかは、ドイツのヒトラーの例を見れば明らかです。

その歴史を繰り返さないためにも、安倍政権と松井知事には、早々にご退場願いたいものです。