天地わたるブログ

ほがらかに、おおらかに

KBJ句会にぎやか

2023-07-01 05:25:35 | 俳句

弘子さんに摘んであげた野の花(参加賞)


きのう西国分寺の多喜窪公会堂で月例のKBJ句会を行った。
通常4名ほどでほそぼそやってきた句会にニューフェイスと秩父の友が加わって6名になった。ニューフェイスは操さんといいメールで参加を希望してきた。そのとき年下の男性と誤解し本人が78歳と訂正した。しかし男性という認識は覆られなかった。
いざその人が元気よく小生に挨拶したとき女性であることに驚いた。おまけに年齢より若く感じた。本人も小生が誤解しているらしいことを知りつつ成り行きに任せたらしい。思ったより悪戯心がありそう。彼女は鷹の人。鷹で1年ほど彼女の俳句を読んで感じたのは、とても素直だということ。鷹へ入る前いろいろなところで俳句をやってきたという。いままで鷹以外の経歴の多くの人の俳句を見て感じたのは、妙な癖がついて固まってしまっているということであったがそれがないことに安らぎを覚えた。
もう一人気になったのが弘子さん。4月に発熱と痙攣で入院した。治癒して家に戻ったのだがその後以前の体調と気力に戻らない。何かする意欲が減退してしまったようだ。句会には出たいと思っているようだが作句意欲がついて来ない。「老ゆるとは静かなる無為春日遅々 穂曽谷洋」(鷹7月号)を見て弘子さんの心中を思いやった。句会直前まで来るか休むかゆれていた。ゆえに俳句は8句できていないと思っていたらきちんと8句持って句会に来た。驚いた。句の大半を型その1でやってきたことに好感をもった。俳句の作り方は身についていたし、旧友とのよしみを交わし笑っていた。よかった。
また、来月入院の決まっている人もいてこの小さな句会にさまざまな人間模様がある。この6名が次の機会にまた一人も欠けないで会うことがあるのか。
きのうはニューフェイスが加わり盛り上がった。操さんは勉学の意欲に富み小生のいうことを、吸い取り紙がインクを吸うように聞いているのが感じられ、心地よかった。

参加者の句
速達便ポストに入るる夜や凉し 操
万緑や万歩計見てまた歩く 治子
炒飯はぱらりと炒め送り梅雨 昌成
万緑や渓流速し魚影濃し 玲人
紫陽花や髪染めて行く夫の墓 弘子
雲流れ今日予定なき涼しさよ わたる


操さんが感動したという小生の手書きの地図

当句会、7月は25日(火)13:30から催します。

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