天地わたるブログ

ほがらかに、おおらかに

キャッシュカードをなくす鍵をなくす

2024-09-02 12:45:55 | 身辺雑記

三井住友銀行国立駅前店


今日、小金井警察署へ行って届けられていたキャッシュカードを受け取った。
先週の木曜日、三井住友銀行から手紙が来た。内容は「あなたのキャッシュカードを小金井署が保管している」というもの。
財布を見るとそれが消えていた。ああ、8月24日になくしたのだ……どなたか知りませぬが届けてくれてありがとう。
土曜日、小金井署へ行くと金庫番が休みとかで用が足りない。今日また出向いてキャッシュカードに巡り合った。さっそく国分寺市三丁目で4万円おろそうとしたら「このキャッシュカードは機能していません」と。人の応対する銀行が国分寺市になく、国立駅前店まで自転車を走らせ、人の対応する銀行へ行った。警察から銀行へ紛失キャッシュカードの連絡が行った時点で銀行がカードの機能を止めるのだそうだ。銀行は魔法を使う。
台風後のいい風を浴びてサイクリングをした。やれやれ。

キャッシュカードのみならずいろいろなくしてばかりいる。
金曜日はアパートの清掃中、管理人室の鍵が見当たらなくなった。10mの行動範囲内を隅々まで見たがない。もしかしてゴミの中か。ゴミ袋をふたつひっくり返したらチャリンと音がして出来した。ゴミと一緒に手から離れてしまったようだ。
今日もアパートの清掃中、自転車の鍵が見つからない。やはりゴミ袋を探し、最後、ズボンの尻ポケットに手を突っ込んだら、あった。
かように身からぼろぼろ鍵がこぼれている。

自転車の鍵といえば5月、結を自転車に乗せて府中の森公園へ行った。じゃぶじゃぶ池で水遊びさせて、帰るときポケットに鍵がない。どこへ行ったまるでわからない。正午が過ぎるので結に飯を食わせたい。妻に電話してとりあえず結をクルマで回収してもらった。
小生は鍵を壊すべく辺りを見回し、石を探して鍵を叩きに叩いた。ガンガン叩くが一向に破損しない。この騒ぎが人を介して管理人に伝わった。管理人が「私が拾いましたよ」と申し出てくれた。ありがたや、ありがたや。
そこで我に返った。鍵を壊して自転車が動いてもバッテリーがすぐ切れる。このバッテリーを外すのも同じ鍵なのだ。鍵を見つけないかぎり本質は解決しなかったことに。以前、多摩川で鍵をなくして壊して動かした自転車は電動アシストではなかった。壊しても平気だった。
その違いがまるで見えていなかった。

鍵はしょっちゅう見当たらなくなる。身持ちの悪さを思わないわけにはいかぬが、まだなくしたと意識しているうちはいい。そのうちになくしたことさえ気づかなくなるおそれがある。認知症やアルツハイマー症にかかったら自分自身をなくしても気づかない。恐ろしいと思うものの、そうなったら意識がないのだから、自分がいないのだから、どうしようもない。恐れたり心配するのは意識が健全の間だけである。
「奥さんをなくさないようにね」と先日、句会の後、誰かに言われた。老年離婚も多い。妻の言い分もわからないわけではない。
くわばら、なむあみだ、くわばら、なむあみだ。秋風が吹きはじめた。


叩いてつぶれた鍵の周辺


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