キリストもあなたがたをゆるして下さったのだから、
そのように、あなたがたもゆるし合いなさい。(コロサイ三・一三--英訳)
ゆるしはなんと美しいものであろう。
しかし、それにもかからわず、なんとまれにしか見られないものであろう!
キリストは、弟子たちに、あなたがたの敵をゆるしなさいと教えられた。
そして、彼は私たちの偉大な模範であられる。
彼は十字架上でのお苦しみのさなかにおいて「父よ彼らをお許しください!」と言われた。
アフリカの奥地には「ゆるしの週間」という世界に類例のない慣習がある。
それは、気持ちのよい気候の、乾燥期に置かれている週間である。
その期間中、すべての男女は、隣人のすべての邪悪
--現実のものであろうと想像上のものであろうと、誤解や冷淡さや党派間の争いを引き起こすすべての邪悪--
をゆるすことを誓うのである。
あるろうあ者は、「ゆるしとはなんですか」と質問されて、鉛筆を取り上げ、
「それは、花が踏みつけられたときに出す芳香です!」と書きしるした。
また、ペルシャの詩人サアディーは、次のような詩を書いている。
白檀は裂かれるとき
自分を切り倒したおのに香りをつける。
ゆるされることを望む人に、
その敵をゆるして、祝福をさせなさい。
山頂をめざして カウマン夫人著より
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