人はパンだけで生きるにあらず、神の言葉により生きる

イエス・キリストの福音をぜひ知って頂きたい

死んでも生きるのです

2020年08月21日 | お気に入りの言葉
 人間は、生きているかぎり、死につつあると言えます。
私たちが息を吸い込むとき、命を延ばしているのであり、これが吸気です。
息をはくとき、私たちは死につつあるのであり、これが呼気です。
そして、いつか私たちは最後の息をはき、友人たちは私たちが息を引き取ったと言います。
 神がアダムを造られたとき、聖書はこう言っています。
「主なる神は土のちりで人を造り、命の息をその鼻に吹きいれられた。
そこで人は生きた者となつた」(創世二・七)。
 人間は永遠に生きるはずであり、死は人間と全く関係のないものであるはずでした。
しかし、罪が命の銀のつなを断ち切ったので、人間はいまや死ぬようになりました。
人間は死にます。ーーーある者は若いときに、ある者は人生の絶頂において、ある者は晩年にーーー
しかし、いずれにしろ、死は人生の最期には必ず待っているのです。
 福音は、キリストをすなおに信じることによって、エデンの園で失ったものを回復することができるという、喜びのおとずれです。
イエスはこう言われましたる「わたしは、よみがえりです。いのちです。
わたしを信じる者は、死んでも生きるのです」(ヨハネ一一・二五)。
信仰という息を吸い込むなら、けっして息を引き取ることのない命が与えられます
 ポールB.スミス著 山口昇訳 日ごとの福音より