木いちごつみ

5月の緑の森に入って木イチゴを摘むような気持ちで、日々のキラッとしたことを書いていきたいと思っています。

☆『色彩を持たない田崎つくると、彼の巡礼の年』を読んだ☆

2014-08-31 20:59:51 | 読書

      

 村上春樹の『色彩を持たない田崎つくると、彼の巡礼の年』を読んだ。
 去年図書館で予約して、1年かかってやっと順番が回って来たのだ。
 題名が少し変わっているし、やたら長いなあと思った。
 しかし…村上春樹の小説の書き方は、本当にうまい。
 最初に「謎」を出してきて、「えっ、なぜなの?一体それって何なの」と思わせてしまう。
 私も、見事に著者の技にはめられて、先を読みたくて仕方なくなった。
 
 しかし、1番最初の謎は、一応最後には解けたが、途中で不思議な話が出てきたり、怪しい人が出てきたり、犯人は誰なんだとか、沢山の気がかりが湧き出して、結局ほかの謎は解かれないままだった。
「えっ、もう終わるのお?」と言いたい気分だった。
 この小説には続きがあるんじゃないかと心残りがした。
 しかし、謎と言うものは解けると途端にそれまでの精彩を失うとも感じた。
「なんだ、そんなことだったのか」と言いたくなる。
 しかし、人生こんなものかもとも思った。
「彼の巡礼の年」と言う題はそうだねと言う感じ。
 リストのピアノ曲のイメージをうまくを使っているのは、彼らしいテクニックだなと感心した。
 
 何となく最後の方でばからしくなったのだが、次々謎を出しては、人の心を虜にしていく。
 読まずにいられなくさせるのは、確かに凄いと思った。
 この本の中の言葉「人と人の心は調和だけで結びついているのではない。それはむしろ傷と傷によって深く結びついているのだ。痛みと痛みによって、脆さと脆さによって繋がっているのだ。悲痛な叫びを含まない静けさはなく、血を地面に流さない赦しはなく、痛切な喪失を通り抜けない受容はない。それが真の調和の根底にあるものなのだ」
 うん、確かにそうかも。
 そして、私は何となく煮え切らない思いで取り残されている。


 
 それでも、夏休みにこの本とばおばぶの8月の読書会の課題本だった分厚い本と、子供の本を数冊読み上げた。
 今年の夏休みの読書は、まあ、こんなものかなと思う。
 そして、今日は8月31日で、明日から2学期。
 蔵書点検、3日間ぶっ通しと言うキツイ始まりを迎えることになるのだが…
 それでも、今年の夏を病気にもならずにどうにか乗り越えられたのは良かった!ラッキー!と思っている!
                      木莉
 

☆涼しくなって、嬉しい!☆

2014-08-30 09:24:04 | 日記

   
                 
 八ヶ岳、牧場公園のしろやぎ君とポニーちゃん!おっとりしてかわいかったなあ! 

 旅行の疲れもすっかりとれて、昨日はスタジオリトルへ行って来た。
 5人の生徒さんたちが来ていて、初めて出会った人も1人いたけれど、皆、素敵な若い人ばかり。
 と言うか私が1人歳をとっているだけなのだが…
 彼女たちは、もう、来年秋の発表会の準備を始めていて、男役の振り付けの練習をちょっと見せてもらった。
 宝塚の舞台で踊っているのとほとんど同じカッコイイ振り付けで、「さすがステージクラスなんだ!」と改めて思った!
 まあ、私は、ゆっくりマイペースでボチボチこのまま何となく続けてゆけたらと思っているのだが…
  姫先生は、最近、殆どお休みもなく頑張っておられるようで、凄いなあと感心するけれど、身体は大丈夫なのかと少し心配している。

       

 今朝も、とっても涼しくて助かる。
 昨日は、ストレッチとタップダンスをしたので、夜も気持ちよく眠れたし…
 今日は、図書館に行き、ヨガに行き、月曜日からの仕事の準備もしなくてはね。
 2学期早々から蔵書点検と言うのも、ちょっとキツイなあと思っているのだが…
 ともかく、気持ちを切りかえて、仕事モードにならなくちゃ。
 長いようで短かった夏休みだったとつくづく思う。
 多分、子供たちもそう思っているに違いない。
 また、小学校の図書室で彼らに会えるのだと思うと、何とも幸せな気持ちになる
                       木莉

 
 
 

☆夏休みも、あとわずかに…☆

2014-08-28 10:51:46 | 日記
  
これは八ヶ岳のコテージのそばに咲いていた花!紫陽花もまだ、きれいだった!

 最近、やたらと雨が多くなった。
 今日も夜明け前頃に激しい雨が降って、今もまだ、小降りだが降り続いている。
 湿度は高いが、気温は低くて助かる。

 さて、私の夏休みも、あとわずかとなった。
 来週から、いよいよ仕事が再開である。
 あまり反省ばかりしていても始まらないので、気持ちを切り替えて、2学期に備えなくては。
 少しずつ読書もしたし、旅行もしたし、ともかく寝込むこともなく夏が越せそうなところまで漕ぎ着けた。
 残念ながら、友達とは会えなかったし、家の片付けは殆どできなかったが、秋の課題にしておこう。
 かなり9月は忙しくなりそうだ。
 今年こそ秋がちゃんと来てくれて、友達と紅葉を見に行きたいものだ。
                木莉
 

☆鳴沢氷穴と青木ケ原樹海、富士山☆

2014-08-27 20:13:13 | 旅行

  
    

 旅の2日目は、8時出発で、まず、鳴沢氷穴まで。 
 夏休み最後の日曜日だし混み合うことを考えての朝早くの到着だった。
 そこは、昔、江戸の殿様に献上する氷をここで蓄えていたという、地下の洞窟だった。 
 石の階段をどんどん地下に潜っていき、最後に氷のあるところまで行った時には0度と言う気温だった。
 長そでは用意していったけれど、冷蔵庫に入った気分だった。
 身体は歩いているのでそうでもなったが、すべるので木の手すりをずっと握りながら進んで行ったから手が凍えそうだった。
 途中で穴がどんどん狭まっていき、身体を折り曲げたまましばらく進まなくてはならないところがあり、もしかしたらこのまま地の底に埋まるかもしれないと少しヒヤッとした。
 申し込んだ時には、ただ単に、涼しそうでいいな、と思っただけだったのだが、結構、凄かった!
 15分くらいの往復だったのだが、充分に楽しめた。

 

 その後は青木ケ原樹海ウオーク。
 見た目は針葉樹の多いただの林に見えたのだが、富士山噴火の際の火山灰の土地なので殆ど土がなくて、木の根が下に伸ることが出来ずにあちこちにのたうっている。
 コケや木の根に覆われて一見美しい森のように見えるのだが、実は深い穴が無数にあいているのだそうだ。
 林の中には決して入ってはいけませんとガイドの人に厳しく言われた。
 ミステリーでは自殺者がここに迷い込むことになっているが、ううん、なるほどね。
 と私は納得した。


 
 旅行の間、ほとんど雨はなくて、山梨は2日とも晴れていた。
 富士山の5合目までバスで行った。
 外国人の観光客が多かった。

 旅の内容としては、晴れたし、なかなか興味深い、面白い旅であったと思う!!
 だが、帰りの中央道が事故や渋滞で込み合い、新幹線にも乗り遅れるというハプニングで、帰宅したら11時ころで、クタクタ。
 3日目の今日も、まだ、身体がだるい。
 
                 木莉

☆八ヶ岳のコテージに泊まった♪1日め☆

2014-08-26 14:59:43 | 旅行

            
 先週の土・日と1泊旅行をした。
 よく行く旅行社のツアーで、申し込んだ時には、ゆっくりした旅と思っていたのだが、そうでもなかった。
 1日目は新幹線で岐阜羽島まで行き、そこからバスで、八ヶ岳のまきば公園で、ポニーやヤギや牛を眺めて、のどかだった。
 お昼ご飯に「ほうとう」を食べたが、野菜入りのきしめんみたいな鍋物だった。

 泊まったのは「花ホテル」と言うところで、かなり広い場所に1戸建てのコテージが散らばって建っていた。
 私たちのような2人連れよりも、おじいさん、おばあさんから孫までの大家族なら、賑やかで楽しいだろうなと思った。
 そんな小さい子供連れのグループもいくつかあった。

 
 

 私たちの泊まったのは小さかったけれど2階建てで、居間とベランダと風呂と洋室と和室があった。
 4人ぐらいでも充分泊まれる広さだった。
 夕食は本館でとり、車で送り迎えしてくれた。
 美味しい和食で、量が多すぎず、地酒など注文してゆっくり楽しんだ。
 ベランダには露天ぶろまであった。
 森の中に点在する西洋風のかわいいおうちに2人で泊まって、大声でけんかしてもドタバタしても隣に聞こえることもなく、気楽ではあったが…
 子供がいたら、良かったのになあとつくづく思った。
 次の日は、6時50分から朝食だった。
 8時出発と言うことで、目ざましをセットし外に出るのも何だか怖い感じで早々と寝た。

                     木莉