昨日は伊丹のアイフォニックホールへヘンデルの「メサイア」を聴きに行った。
昔の仕事時代の知人から、チケットを頂いたのだ。
彼女は、大学時代から30年近く、その合唱団で歌い続けている。
そこは教会音楽やバロックの曲ばかり演奏するようである。
私はヘンデルのメサイアと言っても有名な「ハレルヤ」コーラスしか知らなかったのだが、何と、2時間半に及ぶ長い演奏であった。
ラテン語で歌うのかと思っていたら、英語の歌詞で、しかもドイツ語のように語尾を強調して発音していた。
ヘンデルのメサイアは、意外とリズミカルで、優雅だった。
歌っている人たちは、皆、清らかな天使のようだなと感じた。
知らない曲だが、その揺らぎが心地よくて、凄く癒された。
最近かなり神経的にストレスを受け続けていたので、優しく音楽のゆりかごで揺られたような気分になった。
空調が寒すぎなければもっと良かったのだが……
帰り道、おなかを冷やしてしまい、ちょっと辛かったが、気持ちはとっても優しくなっていた。
木莉