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古川日出男著の『ベルカ、吠えないのか?』を読んだ。
次の読書会の本で、単行本で344ページもある分厚い本だった。
真っ黒な表紙には表に真っ黒な犬が大きく口を開けて吠えていて、裏には骨だけの犬がきちんとお座りしていた。
私はこの犬の骸骨がとってもかわいいと思ってしまい、かなり期待して読んだのだ。
しかし、暑い日々に、重い本を少し苦労しながら読み上げたのだが、期待は裏切られてしまった。
こういうタイプの本も時々読むけれど、私向きではないと思う。
最後に何かあるかと思ったが???と言う終わり方だったし…
ミステリー分野の本で世間で凄い人気がある本でも、私にはどう考えても受け入れられないことがある。
犬が大好きで、特にジャーマンシェパードや大型犬が好きなんだけれども、読み終えて何だか気分が悪くなった。
色彩のない悪夢の中を漂っていた数時間を反芻してしまったのか、昨夜は寝つきが悪かった。
でも、多分、全然、違う読み方もあるんだろうなと思う。
木莉