木いちごつみ

5月の緑の森に入って木イチゴを摘むような気持ちで、日々のキラッとしたことを書いていきたいと思っています。

☆『ホテルローヤル』を読んだ☆

2013-09-30 15:00:33 | 読書

       

  3日前の土曜日、文芸の会で桜木紫乃著『ホテルローヤル』の読書会をした。
 今、とっても人気の直木賞受賞作である。
 西宮市の図書館では、今、700人ぐらい予約待ちの人がいる。

 さすがに、うまい書き手で、短編が7つ集まった形になり、現代から数年ずつ過去にさかのぼっていきながら書かれている。
 1つ1つの作品はつながっていないようでいて、実は最後の作品に導かれてゆくように巧みに書きつながれてゆく。

 ホテルローヤルはラブホテルだし、1つ1つの短編に登場する人物は、たいていが貧しくて忙しかったり、少々生臭かったり、親から見捨てたられた高校生や妻と上司から裏切られ続けている教師や、あまり、幸せそうな人物は見当たらない。
 私の感覚としてはこんな世界の話は好まないし、感情移入できそうな女性たちも登場してこなかったのだが…
 読み終えた後で、ため息とともに何だか心の中に後を引くものが残った。
 自分や自分の周りには、あまり見当たらない主人公たちのことが、やはり何だか気にかかってくる。
 ホテルは釧路湿原を見はるかす場所に建てられていて、私は釧路に行ったことがないのだが、その湿原の様子も気になる。

 私は全部読み終えたので、この本を西宮の図書館に寄贈しようと思っている。

                            木莉
 

☆夕暮れを優しい気持ちで…☆

2013-09-28 10:34:43 | 日記

          

 昨日、D小学校の図書室がやっと耐震工事終了となったので、掃除をしに行った。
 図書ボランティアさんたちも5人ほど来てくださって、午前中、せっせと本棚や壁などを水拭きした。
 窓は耐震性のガラスに変わっていてキラキラで「わあ!きれい!」とみんなで喜んだ。
 ぶち抜いた部分の壁もすっきりと塗り替えられている。
 ただ、元の部分との落差が激しいのが残念だった。

 しばらくすると3年生のいつも図書室の掃除をしてくれるクラスの子供たちも来て、机から椅子まで丁寧に拭き掃除してくれた。

 「10月7日から、図書室は開きますからね!」
 と、私は子供たちに出会うごとに行って回った。
「わあい!」
「私、図書室大好きなの!」
 歓声を上げてくれた。
 
 午後は私1人で、軽い本の箱を少しずつ運んで並べたり、新しく届いた本をPCでデータ入力したりした。
 図書室はクーラーが効いていなくて、かなり暑くて応えた。

 クタクタで帰宅したのだが、子供たちの嬉しそうな顔を思い浮かべて、力が湧いてきた!!

 夕暮れを優しい気持ちで迎えられることは、本当に素晴らしいことだと思った。

                 木莉


☆素敵なものを思い出して…☆

2013-09-25 06:44:36 | 日記

         

 毎日、かったるくて仕方なくて、気持ちもイライラしていて…
 そんな時こそ、素敵なことを思い出さなくちゃ!

        

 10日前の北アルプスを見はるかす、バスとロープウエイの旅は、乗り物疲れと高山病(?)を起こしたけれど…
 でも、やはり旅はいい!
 軟弱な私はいつも旅に出ることを夢見ながら、渋っているのだが、時々は少し無理をしても行かねばね!

 

 この世の中のものをもっと見なくては…
 半世紀以上も生きているのに、本当に何も知らない私である。
 さあ、今日も、サクサクと生きていく!!

                           木莉

☆今日は秋分の日☆

2013-09-23 17:02:10 | 日記

      
 9月19日は満月で、それから4晩、お月見を楽しんだ。 
 満月、十六夜、立待月、居待月を見たのである。
 昼は、まだまだ、お日様ギラギラなのだが、夜は涼風が吹く。
 運動が必要な夫のために、2人で月を見ながら歩いた。
 夫は決して風流人ではないので「月がきれい!」と言っても別に取り立てて感動もしないのだが…
 きっと彼は満月よりも大きな目玉焼きの方が好きだと思う。
 そういえばいつか、月を見て舌なめずりをしていたことがあったっけ。

 あっという間に、もう、秋分である。
 このまま、あっさりと秋になってくれたら嬉しいのだが…
 私の身体は夏バテ状態で、時々頭痛やめまいまでして辛い。
 季節の変わり目のころには、いつも苦しい目にあう。
 
 でも、もうすぐ、いい季節が来る!

   
 
 先週、オアシスの前で、買い物中のお母さんを待っていたこのワンちゃんも、夏バテみたいだったけど、もう少しのがまんだね!

            木莉
 

☆今日は、京都南座へ♪☆

2013-09-21 06:29:10 | 展覧会・音楽会etc

            
 
 今日は京都南座へ「香華」を観に行った!
 池畑慎之介と高橋恵子の主演である。
 有吉佐和子の原作は読んでいないのけれど、ピーターの女役がぜひとも見てみたくて…

 
 和歌山の大地主の家に生まれたのに、不運な運命から静岡の遊郭に芸者として売られた朋子。
 彼女はそこで芸者として厳しく芸を仕込まれ律儀で聡明な女性に成長していく。
 一方、その母の郁代は、彼女とは正反対の自由奔放な性格で何度も結婚と離婚を繰り返していた。
 そして、ついにある日、母郁代は朋子のいる遊郭に華麗な花魁姿で女郎としてやってくる。
 まるで、性格も人生観も違う母と娘と言うのがなかなか面白かった。

  
 楽しい舞台だった。
 衣装が華やかで、ピーターの身のこなしはとっても軽やかだった。 
 瞬く間に時間が過ぎて行った。
 ピーターって不思議な人だと思った。
 ちょっと彼のことをネットで調べてみたら、今日の「香華」の役と何だか似ている人みたいだった。
 とっても自然な感じがしたのはそのせいだったのかな。

 どうも夏バテらしくて、最近、かなり疲れていたのだが、今日のお芝居で楽な気分になれた。

                           木莉