古新聞を片付けていて、面白い俳句を発見!
「詩も川も臍も胡瓜も曲がりけり」
という橋 石(はし かんせき)と言う人の句である。
この人は明治生まれの英文学者で、俳人だが特定の流派に属さず俳句をつくった人だそうだ。
毎日新聞の「季語刻々」と言う坪内捻典氏の小さなコラムで見つけた。
「蝶になる途中九億九光年」という俳句が有名だそうだが、
私はこの「詩も川も臍も…」が、とっても気に入った。
何だか愉快な気持ちになる。
曲った詩、くねる川、へそ曲がりの人間、真っ青で曲がって苦そうな胡瓜…
どれも面白い。
一昨日の日曜日、庭のむくげの木を切った。
やたら伸びて雨が降るとだらんと歩道にまでしなだれかかって来るので、のこぎりとハサミで苦労して切ったのだが素人の仕事だから、とっても不細工な形になってしまった。
薔薇のとげやつる草に引っかかり、私の腕は傷だらけである。
昨日はU小学校で、200冊の本に1冊ずつ手製の不細工な手作りシールを2か所ずつ貼り付ける作業をした。
最後に学年別に分けて段ボール箱に入れて、本を出したりしまったり…
その作業のために2時間以上もサービス残業してしまった。
手も腕も酷使しすぎのこの頃である。
何となく年齢に対する挑戦かなと思いつつ、今のところは大丈夫そうだが、明日辺り、整形外科に行くのではないかと、少々、心配になる。
さあて、私も、身体の心配をするのはやめて、曲がった詩やエッセイでも書いてみるか!!
木莉