古新聞を整理していて、毎日新聞の『季語刻々』という記事を見つけた。
坪内稔典さんが書いている小さな俳句のコーナーである。
流れたき 形に水の 凍りけり (高田正子)
今頃、1月の新聞を読んでいる私と言うのは、本当に変だけど…
でも、時々、古い新聞の記事にはっとするのだ。
多分、この欄も読んだかもしれないのだが、忘れてしまって、今、引っかかっているのが、ちょっと面白いかなと思う。
水は流れるのがその本来の姿なのだなあと思う。
水は流れないと、澱んで腐ってしまう。
私は水のようにさらさらと流れていくことができないタイプだ。
いつも硬直しながら生きているから、どこか腐っているかも知れないなあと思う。
木莉
もっこうばらは小さな薔薇だけれど、とっても良い香りがする。
甲東園の駅の近くにはこの花を垣根に植えた家が何軒かある。
レモンイエローの木香薔薇もとっても素敵なのだが、香りがないようだ。
真っ白な花は少し遅れて咲くのだが、こぼれるほどに咲いてさわやかに香り、通る人を幸せな気持ちにしてくれる。
私のスギ花粉皮膚炎もやっと全治しそうで、今夜からはぬり薬が1つだけになり、石鹸で洗顔してもいいと言われた。
この3週間、朝晩、軟膏をべたべた2種類も塗りたくっていて、あまり快適ではなかったので、ほっとした。
後2週間、炎症がおこらなければ、皮膚科とも縁が切れる。
良かった!
木香薔薇の垣根の道を歩きながら微笑んだ!
木莉
昨日は宝塚西谷のおかきさん宅でばおばぶの例会があった。
行き帰りの山々の木々の色とりどりの緑や、まだ、咲き残っている桜の木のやさしいピンク色!!
目も心もやさしく洗われるようであった。
日差しが意外ときつくて、外ではなくておかきさん宅の母屋で例会と言うことになった。
おかきさんのおうちはまさにミュージアムと化していて、田舎家のほっこりした空間に、色々な作品が住み着いていた。
古い田舎家の中にいると、昔々の祖父母のわらぶきの家を思い出す。
懐かしい気持ちに包まれて、同人たちと歓談した。
木莉
昨日は、スタジオリトルで歌とストレッチとタップダンスのレッスンを受けた。
歌のレッスンは少しずつ進んでいてシューベルトの「楽に寄す」も少しドイツ語の歌詞が馴染んで来た。
それにしても原語で歌うのは難しい。
大阪弁丸出しの私がドイツ語やイタリア語やフランス語で歌う姿はちょっと笑えるかも。
最後にお楽しみで「アマリリス」を日本語で歌った。
やはり、1番うまく歌えたようで先生に褒めてもらえたが…
ストレッチは、きれいな音楽に合わせてバーにつかまりながらの緩やかなレッスンである。
バレエの基礎レッスンのようだが、私がしているとそんな風にはとても見えない。
『ばちばちいこか』のカバくんを時々思い出してしまう。
タップダンスも御同様で、タップシューズの音がやかましいだけで、踊っているようには決して見えないところがかなりシュールである。
でも、歌も、ストレッチもタップダンスも好きなので、まあ、少々変でもいいかと思っている。
スタジオは今、華やかな衣装で溢れている。
5月6日が発表会なのだ。
私は出ないから、キラキラの飾りのついたドレスや男役さんの白い軍服などを見て無邪気に楽しんでいる。
ほとんどが姫先生と生徒さんたちの手作りと言うのが本当に凄い!!
若い人や、天使のような子供たちがレッスンしている、こんな華やかなところに時々出入りしている私。
考えてみれば、不思議な巡り合わせだとつくづく思うのである。
木莉