園長ブログ

園生活での徒然です。又、携帯用に年間行事等のデータも紹介いたします。コメント投稿機能は非設定にしています。

夏の情景 その4「浜辺」

2008年08月25日 | Weblog
小学生の夏休みは殆ど、大洗近く磯浜という地の親戚の家で過ごしました。朝から「海漬け」の毎日。今は埋め立てして「大洗サンビーチ」になりましたが、当時の「磯浜海水浴場」は波が荒く、ボードを使わず身体での波乗り(ボディーサーフ)が流行していたのです。

小学生でも果敢と挑戦し、波に巻き込まれ、叩き込まれたことも。それでも何度となく高い波を求めて再度、沖に泳ぎ出る。今ならとても危険なことをしいたでしょうか。それも大人から子供まで皆、身体を海老のように反って波と共に浜辺にゴォーと流れてくるボディーサーフに夢中でした。

海は年令共に観光になり、やがて子供と楽しむ場に。「おーい、あまり沖に行くと危ないぞ」。我が身の体験とは別なことを言ったり。そして子供が大きくなると再び観光の場。

海岸を取り巻く環境や建物はすっかり変貌しましたが、今も昔も変わらないことは“磯の香り”“音”です。特に夏の海特有の“轟き”(とどろき)。「ゴォー」「ドドドォ~」、多分、直射日光で海面の湿気が上昇していくからでしょうか。

現在、海は仕事で訪れる場になりましたが、園児たちと共にこの“轟き”を聞けてしみじみ良かったです。