園長ブログ

園生活での徒然です。又、携帯用に年間行事等のデータも紹介いたします。コメント投稿機能は非設定にしています。

あれから15年スズラン

2008年04月28日 | Weblog
園入り口にスズランが咲き誇っています。丁度、15年ほど前に園児家族から北海道旅行のお土産として一株(一苗)頂いたものです。それがご覧のように増えに増え、スズラン一面になりました。北特産の花のイメージがありますが、関東でも生き続けてくれています。

プレゼントしてくれた元園児さんとご家族、ご覧になっていますでしょうか?過日、話題UPした樅の木同様、園経営の中で、小さな善意をいつまでも育む気持ちを大切にして参りたいと思います。

自然の恩恵

2008年04月23日 | Weblog
当幼稚園は園内は勿論、周辺は豊かな自然に恵まれています。絶好の環境に感謝すると同時に都心のビル街や市街地の幼稚園に通う子どもたちのこともふと可哀想にも思います。

例えば年長組お別れ遠足。引率で上野動物園に行く際、電車が都内に入るあたりから車窓越しに街並みが変化しビル街の中に佇む幼稚園や保育園そして学校を目にします。「先生方や園児たちはごく限られた環境の中で自然とどう向き合い、関わりを持っているのだろう」そんな思いを抱いてしまうのも職業柄でしょうか。

さて春爛漫、周囲にきれいな花々が咲き誇っています。たんぽぽや菜の花を見ますと記憶の中に小学校の頃の通学路やお祖母ちゃんとセリ摘みに行った畑や田んぼを思い出します。半世紀も過ぎて未だこうしてお目にかかれることに感謝。

そして…写真は先頃、年中年少組で鬼怒川土手に散歩に行った時のものです。職員のアイデアに拍手『菜の花やたんぽぽに囲まれて土手で紙芝居なんて…本当に素敵!。』しみじみ思いました。

幼稚園家族その2

2008年04月22日 | Weblog
新入児が合流し2週目を迎えました。気候の変動で感情や情緒も左右されがちな昨今、おんぶ、抱っこの姿はまだまだ見られますが、ゴールデンウィーク前には大分、落ち着きそうです。しかし連休明けは初登園の頃に逆戻りしてしまうのも、いつもの情景でしょうか。(笑)

それでも園庭や保育室からは歓声の響きが大きくなっていることは確かです。

また画像のように、お世話してくれる年長組の姿が何とも微笑ましい限りです。

今年は近隣の中学校に園児たちを連れて行き、共に遊ぶひとときをぜひ実現したいと考えています。

幼稚園という家族

2008年04月17日 | Weblog
登園から一斉保育まで園庭では何とも微笑ましい光景が見られます。(画像)
その中でも年長、年中児による“いたわり、やさしさ”には毎年、頭が下がる思いです。お家恋しさに泣く園児、環境に順応できなく不安に耐え切れない園児、職員も送迎バスの到着と共に、東奔西走の開始、願わくば一日でも早く幼稚園に慣れ全員が笑顔で過ごして欲しい心境です。

そんな中、進級児による面倒、お世話は大いなる助け舟であると同時に3年前泣いていた園児が今こうして新入児に相対してくれていることに、尊い喜びを抱く瞬間でもあります。
我が園に限らず全国でもこのような光景は見られることでしょう。当園も“幼稚園内家族”として日々新しい関係が生まれ、成長を遂げている昨今です。

新入児のみんな、優しいお兄さん、お姉さんがいて良かったね!
そして年長、年中組のみんな、あなたたちを誇りに思います。ありがとう!
お家の皆様もご安心ください。

新しい出会いに

2008年04月11日 | Weblog
本日は平成20年度の入園式でした。おめでとうございます。天候が回復し親子写真と集合記念写真が園庭で撮れたのが何よりでした。
さてさて…新しい制服をまとった新入児を前にいつもいつも思うことが二つあります。開園後、双子さんは別として迎え入れた2000名以上の園児の誰もが違う顔をしているということ。当たり前のことかもしれません。しかし不思議に幼児特性のしぐさや表情は毎年、同じであること。

今年も入園式会場で保護者にポエムを綴りました。
『ときどき 不思議に思うことがある 君たちが 私の傍らに こうしているということ そういえば父や母の傍らで 甘え 怒られたりしていた遠い日の自分の姿 もしかして 宇宙の何処かで 私を見ていたの だから 不思議で じっと 君たちを 見つめてしまう』

我が子が小さい時、駄々をこねた様子に自分の幼い頃がオーバーラップしてしみじみ「同じだな…!」と綴ったものです。

時を越えて毎年、幼稚園での新しい出会いに“これは大変だぞ”という思いが先立ちますが、“昨年も今年もまったく同じ”一日一日の積み重ねで幼稚園に慣れてくれてホッとしたりもする例年通りの新年度かもしれません。

14日(月)から職員もファイトです。

大きく育ってね!

2008年04月09日 | Weblog
数年前、保護者から「樅の木」を頂きました。2本は鉢の中で随分、大きくなり、もう1本は桜の下に植えてしまったため、生長が遅くなり本日、駐車場縁(へり)に植え替えしました。(写真)
鉢の中に“所狭し”と根が詰まっていまして、あまりに可哀想でした。ゴメンナサイ。
植え替え後、保護していた野生動物を自然に帰したような安堵感を抱き、これからの生長が実に楽しみでもあります。クリスマスシーズンにはイルミネーションを施しミニツリーとして光り輝いてくれていました。

雑木を伐採し見晴らしがスッキリする場合、反面こうして自然に帰し何処か心を和ませてくれる場合、全て人間を中心にした観点からのことかもしれません。

この地ではそろそろ桜が終わります。花が散っても新緑も楽しみです!こののち桜は来年に向けて再びエネルギーを蓄えていくことでしょう。

『柱のキズはおととしの 5月5日の背比べ』
今年、我が職場に新しく植えた9本の小さな桜の木同様、樅の木の背丈を見守って行きたいと思います。

桜に思う

2008年04月04日 | Weblog
園内の桜が満開、見頃を迎えました。進級児や新入児が桜の下で遊ぶ光景が待ち遠しくも果たして来週まで持ちこたえるでしょうか。「時よ永久にこのままで」とにかく時の経過が勿体無いような情景です。

日本列島南から順番にお花見イベントが繰り広げられ、老若問わず酔いしれる桜の魅力とはいったい何でしょうか。若い頃、友人とお花見をして騒いだ記憶もあります。しかし年々桜へのかかわり方も違ってきているような気もします。

折りしも殆どの職場は正月とは異なる新年度を迎え、人々も身を縮めて過ごした冬から解放される喜びを桜の下で表します。桜前線に便乗して喜びやストレスを爆発させることもまた良しとしましょう。

もうひとつ…「今年もまたこんなにきれいな桜を見ることができ、健康に感謝」…
人生を半分以上、生きてきた人々の多くはこんな感慨を抱いているかもしれません。私もそのひとりです。