いよいよ週末ですね。今週は晴れてくれるのでしょうか。
土日は、子供たちが野球などのスポーツをする機会が多いです。
野球意外のスポーツの方も子供の成長とスポーツという意味で
参考に見てください。
野球で肘を痛めるというケースがあります。
うちの子は、昨年ピッチャーでしたが故障なく終わりました。
大切なのは、メンテナンスとフォームです。
昨年の大会の練習時間に、あるチームの指導者がキャッチャーをして
投球練習をしていました。よしよし、と言っているのですが、
見ると、このフォームだと壊してしまうとすぐに感じました。
チームとしては何年も上位の成績を残す強いチームですが、
その年はふるわなかったようです。
シーズン終わりごろ見かけた下の学年のピッチャーも似たようなフォーム
でした。結局、勝つことがうまくなるのと野球がうまくなるのは
似ているようで違うかもしれません。
練習量が多すぎたという問題だけでなく、フォームはとても大切です。
剥離骨折という事態をまねきかねません。
さて、肘を痛めるケースですが、もちろん、答えはひとつではありません。
一般的に多いものとしてご案内します。
上の写真を見るとわかるように、背中より肘が後に出ています。
この場合、肘を壊すケースはとても多いです。
そんなことはわかっているという人もいると思いますが、
綺麗な投げ方ができないまま練習を続けている子が多いのが現実です。
そして、肘を痛めて整形外科や接骨院に通います。
肘が痛いというので、そこに電気をあてたり、湿布したりします。
でも、本当に負担がかかっているのは ここ!
そうやって通っていれば2週間ほどで治ります。
・・・というか、痛みは消えます。
体のほかの部分が歪むのが2週間で完了するからです。
人間の体は、痛みから逃れようという力があります。
治ると痛みが消えるは同一ではありません。
人間が立つということで一箇所に硬直した筋肉ができると
それが重いためにバランスを崩し
修正のために別の場所が硬直します
反対の腰です
右の胸と左の腰を硬直させていると、とりあえずバランスはとれたりします。
それから、骨盤を歪ませた腰痛になります。
骨盤がくるっているので
足の長さが違います。
これを修正する方法として体は、短い方の足を外に開き、
足関節の外側で支えるようになります。
人によっては、走ると足やかかとが痛いという場合が出てきます。
こうして、肘、腰、足と痛めていくのです。
開きの早い、ためのない手投げや、打ち方に見えることでしょう。
そして指導者はいいます。
走り込みがたりないから そんなことになるんだ!
そして歪んだ体で走り続けます。
このような考えから、私の場合は、練習でミスしたら罰があるという
チームはあまり好みではありません。
考えのないアンバランスな運動になります。
投げるフォームチェックとしては
壁(またはネット)に背中をくっつけて、投げようとする腕を引いた時に
壁(またはネット)に肘があたらないかどうかチェックして
負担が来ないような投げ方に治してあげることが大事です。
他のスポーツをしている人も、男の子ならキャッチボールぐらいは、
と思う人は、頭の上に乗せたりんごのようにボールを頭に上げて
まっすぐ1メートル前の人に軽く投げる動きからはいるといいと思います。
肘が後に出ないフォームができれば
後はメンテナンスとして、
反対の手で抵抗させながら、20%程度の力で投げる逆モーションをすること
投げ終わった腕の位置から、投げ始めの頭の横に腕を起こす動きです。
5回ほどおこなって、深呼吸も同じぐらいおこなってください。
既に痛んでしまった人は大胸筋を緩めたりしますが、
このメンテナンスは壊す前にフォームができていてというのが前提です。
まだ壊れていない人のメンテナンスとしては心地よいものです。
痛みがある場合はおこなわないでください。
成長期の子供についてまだまだいろいろありますが
また次の機会に。