幸せの雲と整体師  

呉市広の整体院 木村です。
(腰痛、肩こり、生理痛、不妊症など)
とびしま街道やランチなどの日記です

野球の練習方法

2006-05-20 17:00:28 | 野球
野球の練習の中で、これはどうかな?と思うものがあります。

実際に一般の書店の野球のコーチ関連の本に掲載されています。
だから信じるのも無理はないのですが、

しかし、今、整体師として考えるとこれ、ヘンじゃないですか?!
バッティングの時に肘が曲がってしまう人の練習です。

方法は、バットをピッチャー方向に腕を伸ばして投げるのです。
これで、腕が伸びるようになるというのですが、
体の構造からするとそれは逆です。

体は、とても純粋に感じます。
手の握りを緩めてバットを投げた時、腕は伸びている
ということは、
手の握りを緩めずバットをはなさない場合は、肘は無意識によく曲がってしまう
このように記憶してしまうのです。
へりくつのようですが、体はそういうものです。

もうひとつ、ピッチング練習に不思議な動きで納得できないものがあります。
これは、カープのピッチャーでやっていた人もいます。
という意味では、プロでもやっているので野球を知らない人が否定するんだと
思われるでしょう。
(しかし、プロでもこんなことやってるから最近でて来れないんだと思いますが)

この投げる練習方法はよくないと思うというのをやってみます。
右投げの場合でいいます。
左足にしっかり体重を乗せて投げさせようということだともうのですが、

まず、両足をしっかり開いておいて左足にしっかり体重を乗せます。



次に、右足に体重を移動します。



ここから、左足に体重をかけるように投げるのです。



何が疑問かというと
ピッチングの時は、左足を上げてそれをおろして投げるのですが、
それを省いています。
では、この上げる足は無意味?

動きは、すべて連動する流れの一点の通過点でしかなく
手はこう、足はこう、と覚えるものではないはずです。

左足に体重を載せる練習であるということであれば、それはそれとして、


これで投げる練習をすると、
腹に力がはいっていないのです!

人間を輪切りにしたとしますね。
木でいうと年輪を見るような感じに。
その時に、体の中心の方、インナーマッスルをうまくつかうことが必要です。
格闘技も含めて体は奥深いところの力を使ったほうが効率的です。

体の外側ばかりに力がはいって、体の奥深くは力がぬけている
つまり、肩に力がはいっている投げ方になるのです!

野球をやらない親御さんも是非まねてみて腹の力がぬけているが
足は外側の力が入りすぎてしまうことを体感してみてください。

そして指導者はピッチャーに声をかけます。
肩の力を抜け~!

既に腹は抜いているのに肩まで抜かされる。
わけわからんようになりますね。

この場合は、肩の力を抜けじゃなく、腹に力を入れろ。
そうすると体の外側の力は抜けるのです。

ちなみに、外側の力で腹が抜けてる状態でよくやるのがぎっくり腰

ものを抱える時に、「よいしょ!」と声を出したら
外側リラックス、腹と腰の周辺は力でガードできています。
コメント (5)
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