木のつぶやき

主に手話やろう重複の仲間たちのこと、それと新聞記事や本から感じたことを書き込んでいきます。皆様よろしくお願いします。

books158「大学3年になったらすぐ読む本」檜谷芳彦著(だいわ文庫)

2010年02月03日 22時49分10秒 | books
大学3年になったらすぐ読む本―面接試験「自己PR」の準備と実践 (だいわ文庫)
檜谷 芳彦
大和書房

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姉貴の真ん中の娘が今大学2年で早くも「3年になったら就活(シュウカツ)しなきゃ」って言ってるのをブックオフで思い出して買ってみました。
檜谷さんは「複数の大学の『就職対策特別ゼミ』で、3年生を対象に内定獲得のための指導を行っている」とのこと。私の中の「ゼミ」っていうのは学問の研究テーマみたいなものか、あるいは教授のお名前を冠したものっていうイメージがあるので、そもそも『就職ゼミ』なるものが理解不能でした。
第一部 準備編
 第1章 就職活動の現場から
 第2章 就職活動の準備
 第3章 誰にも負けない面接試験への準備
 第4章 自分をもっと知ろう
 第5章 「自己PR」のポイント
 第6章 自己表現力を身につける
 第7章 シナリオを作る
第二部 実践編
 第8章 「自己PR」シナリオ50

 内容もまさに「マニュアル」です。私も学生の頃にこんな本を読んで真剣に面接時の「姿勢」とか「目線」とか「うなづき」を研究したのが懐かしく思い出されます。
 でも、今だから(就職できているから)言えますが、せめてこんなしょうもないことを必死で覚えるのは大学3年の冬、1月以降くらいでいいんじゃないでしょうか。
 大学4年間の半分から先を、このような単なるマニュアル本を読み、自分を殺して企業の就職担当者の機嫌をうかがうようなトレーニングに費やすのはあまりにも「学生生活」がもったいないと思うのです。
 なんて言ったら、アンタは今の厳しい雇用情勢を全然わかっていないと怒られちゃうんでしょうが、大学生の後半はまさに「シュワヅケ」の生活だった自分を振り返ると、つい「シュウカツ」なんてあまりにも虚しいと思ってしまいます。
コメント
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