木のつぶやき

主に手話やろう重複の仲間たちのこと、それと新聞記事や本から感じたことを書き込んでいきます。皆様よろしくお願いします。

手話サークルに「声」は必要か?

2009年04月01日 00時05分58秒 | sign language
総会の案内をいただいたので東京の某手話サークルに久しぶりに参加してきました。仕事の方はやっと一段落。3月31日なんですから一段落しなくてどうするって感じですが・・・平成21年度予算もやっと所管の省の認可が降り、大臣のハンコがつかれた紙切れを霞ヶ関で夕方5時間際にいただいてまいりました。
さて、手話サークルの総会ですから議案の説明とか延々やってるわけです、自分で「声」出しながら。「声」がないと議案の趣旨とか会員にわかってもらえないからなんですが、やっぱり自分で「声」を出しながら手話をするのは、分かりにくいです。まして台に置いた原稿見ながらだと、目線も落ちてサイテ-な状態で手話をしてるわけです。「あれ、声なしでやったらもっとみんなも集中して見るだろうし、提案者だってもっと必死で手話表現するんだろうなぁ~」などと思いながら拝見。
2009年度活動方針の第一は「聞こえない人と共に、手話を使おう」です。手話サークルなのに・・・「手話を使おう」です。これはむしろ「聞こえない人と共にいるときは、声を使うのはやめよう」とかいう方針にした方が良いのではないだろうか。対外的なイベントで一般に向かって声をつけるのはアリかもしれないけれど、その手話サークルももう創立30年以上も経っているのだから、いい加減「声」から卒業すべきじゃないだろうか。いっそ「手話サークル」という名称は全日ろう連で禁止して「声なしサークル」という名称に統一してはどうだろうか。
新人は全て筆談から入って、報告系は板書かOHPかPC要筆。明晴学園の向こうを張って「声なしサークル」では、手話と文字情報だけで(イラストもありだけど)コミュニケーションを学ぶ。昔、手話サークルに関する基本方針というのがあったけど、全日ろう連も「手話サークルでは声なしによる活動、学習を基本とする」とかしないと、もう手話サークルはジリ貧だ(「手話で会話する楽しさが、聴者もろう者も惹き付ける」という魅力が消失してしまっている)と思ったりした総会でした。
コメント (2)
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