木のつぶやき

主に手話やろう重複の仲間たちのこと、それと新聞記事や本から感じたことを書き込んでいきます。皆様よろしくお願いします。

裁判員制度における手話通訳では、「異議ありフラッシュライト」を!

2009年04月08日 00時40分32秒 | sign language
先日、裁判員制度による模擬通訳場面で「異議あり」を通訳するのが大変じゃないかということを書いたのですが、あれはやっぱり手話でやるより、裁判員制度そのものにおいて、つまり最高裁判所の費用負担で機械的な対応(フォローというのか、情報補助システムの構築というのか・・)を図ってもらうべきことのように思いました。
その「補助システム」なるもののアイデアとして、私が思いついたのは、例えば検察官が被告人に質問していて、途中で弁護人が「異議あり!」と割り込んだ場合(あくまでも手話通訳者の立場として検察官の話を通訳している途中に「割り込まれた」ってイメージのことです)、どうしても「異議あり」の通訳が遅れるワケです。
ここで裁判長が手話通訳が「異議あり、なんとかなんとか(理由とか・・・)」という弁護人の話を通訳し終えるまで待ってくれれば問題ないのですが、「なんとかなんとか・・・」とまだやってる最中にさらに裁判長が「意義を認めます。」なんて次のセリフが入ってしまうと、もう手話通訳が、というより手話通訳者が表現している手話の「それは誰の話なのか(話者は誰か)」が分かりにくくなってしまうと思うのです。
そこで簡単な方法としては、弁護人は白色のフラッシュライトの光るボタンを持ってて、「意義」があるときには、「異議あり!」っていうのと同時に白色のフラッシュライトを光らすわけです。
ホントは、裁判長が「意義を認めます」などと発言した時には、裁判長席の前面が青く光るとかしてくれるとさらに良いかも。(これは裁判長の発言、全てに「机が青く光る」というのがあると良いのではないか? エコのため青色ダイオードが良い?なんちゃって。よく昔のロボット映画でロボットがしゃべると胸のところが発音に合わせて点滅するのがあったでしょう、あんな感じ。)
そして検察官は赤いフラッシュライトのボタンを持ってて、自分が「異議あり」とか「割り込み」したい時には、それを光らすのです。

もう一つ、「手話通訳者の身体が話者によって違う色に光る」というのも考えてみました(例えば襟とかに色が3色に変わるバッチを付けてて、検察官の話を通訳している時は赤色、弁護人なら白、裁判官なら青色に光る)が、これは通訳が遅れて訳している場合に、光っている色と通訳してる内容が不一致になる恐れがあるのでボツですね。(ただし、手話通訳者が色を切り替えられるならイケるかな~?過重な負担になりますね、通訳だけでも大変なのに・・)

まあ、とにかく(1)発言者が切り替わったり、あるいは途中で「割り込んだ発言」があったことを手話通訳者「以外」のツールでも、ろう者が感じ取れるシステムが必要ではないかと思ったのと、(2)手話通訳者が裁判員制度の法廷の場で「今通訳しているのは誰の発言であるか?」を「簡便に表現する方法」について統一したルール(通訳方法・技術)を設ける(開発す)べきではないかと感じました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする