木のつぶやき

主に手話やろう重複の仲間たちのこと、それと新聞記事や本から感じたことを書き込んでいきます。皆様よろしくお願いします。

books24「日本語なるほど塾」

2005年04月30日 00時47分41秒 | books
NHKテレビの「日本語なるほど塾」も2年目に入り、テキストが2ヶ月ものになった。でも、中身は相変わらず面白い。手話通訳者を目指す人、および手話通訳で日々悩める修行中の方々は是非お読み下さい。

4月の講師は、山田ズーニーさん。
■第1回「7つの要件で想いは伝わる!」
 伝わる要件1;自分のメディア力を高める
      2・3;意見+論拠(意見とは一番に言いたいこと、論拠とはなぜそう言えるか)
      4;目指す結果をイメージする・・・これは私は非常に「いえる!」と感じた。
      5;論点(問い)
      6;相手にとっての意味・・・「今私に対して必要としていることを簡潔に話して欲しい!」とよく思います、会社で(-.-;)。
      7;根本思想・・・「根っこにある想い」と筆者は言われるのですが・・それ難しいでしょ!

■第2回は「おわび・お願い、人を説得する技術」
 ここでは最初に「考えないという傷」について書かれている。

「考える」ことについて、私には忘れられない言葉があります。それは、いまの若い人が、「考えることを放棄して、その結果、苦しんでいる」という言葉です。受験指導をしていた友人に言われたのですが、学習にしても、進路にしても、「苦しんでいることを自覚していれば、まだいい」と。「なんとなくで生きている子たちこそ、いま受けている傷は深いのではないか」と。

 僕は田舎の進学校と言われた高校で3年間を過ごしたのですが、「何も考えるな」とずっと言われ続けてきました。「よけいなことを考えるのはすべて受験の邪魔」というのが教師の言い分でした。それが効率的なんだ、と諦めにも似た気持ちでいつも嫌なことは「心を空っぽにしてやり過ごす」くせがついていました。
 大学に入り、東京に出てきて、東京の都立高出身の同級生たちが、みんないろんなことを「考えてて」いろいろなことを「見たり聞いたり」してることに驚きました。そしてとても羨ましく思いました。

 このテキストでは、
(1)考えるためには「答え」ではなく「問い」を探す。
     ↓
(2)自問→自答→自問→自答・・・
     ↓
(3)「問い」を立てる技術は、時間を区切って思いつく限りの「問い」を「書き出す」のも一つの方法
     ↓
(4)さまざまな角度から考える技術は、時間軸と空間軸で
     ↓
(5)問いを選ぶ技術は、問題解決に結びつく良い問いを選ぶ。1.自分にとっての切実さ、2.相手の興味・関心、3.要求にかなった
     ↓
(6)そして問いを「配列する」技術は、1.相手が知りたいこと→自分が言いたいこと、2.過去から未来に向かった時間軸で、3.原因→結果、4.重要なこと→瑣末なこと

 このテキストを読んで、自分の頭で「考える」ことって、すごく大切なんだなと改めて感じています。

第3回「共感の方法-人を励ます、誤解を解く」
第4回「信頼を切り開く! メッセージの伝え方」・・・”初めての人にも信頼される条件”だって。

5月は”西洋出身者として初めての日本文学作家”リービ英雄氏もなかなか面白そうですよ!
コメント (1)
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