かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

僕の心細道(126:オーストリア編-第十四章)

2010-12-17 12:28:37 | 旅行
≪オーストリア12日目≫ 
7時過ぎ起床。
いよいよこのホテル、そしてウィーンともお別れだ。
朝食に行った際、日本人客(おばさん2人)と話をする。
彼女たちは12日にロンドンへ入り、ヨーロッパ7ヶ国のツアーとのことで、満足している様子だった。
一方、今日の私は不安だ。
果たして計画通りインスブルックへたどり着けるかどうか?
ホテルのチェックで予約金を差し引いてくれるかどうか?
『心細道』の始まりだ。
ともあれ、チェックアウトのため9時頃フロントに向かった。
レシートを見ると、案の定、予約金は差し引いてくれていない。
予定していた宿泊が短くなったのに・・・。
そこで、旅行社から受け取っていた確認書を見せ説明したところ、納得してくれた。
事情を話せば、案外スムーズにいった。
気を良くして、インスブルック行きの駅(西駅)を教えてもらい、タクシーに乗る。
 運転手はおばちゃんだった。


さよなら ウィーン

駅に着き、建物内に入ったのだが、切符売り場を探すのに手間取った。
手持ちのオーストリア・シリングだけでは足りないので、US$で払おうとしたら、
売り子のおねえちゃんはいい顔しなかった。

1等車に乗ることにした。
ちょうど9:35発の列車に間に合いそうなので、それに乗る。
いろいろあせったけれど・・
1等車は6人ずつの個室風になっていて、座席はなかなかよさそうだ。
指定席ではなく空いている席に座ればよいと思い、ウロウロして探し、おばちゃん2人と太めのおねえちゃんのいる箇所(6席中3席が空いている状態)を見つけた。
そこで、空いている席に座ろうと思い、勇気を出して“Is this seat free?”と尋ねた。
が、返答がない。
逆に身構えられてしまった。 
でもいいのだろうと思い、気にせず空いた席に座った。
英語はなかなか通じないようだ(それとも私の発音が悪かったか)。 
なにはともあれ、まあまあ乗り心地いいし、車窓の景色もグッド!


【車内はこんな感じ】

10:16 途中駅St.Poltenに停車。
出発した頃は天気が良かったのだが、西へ行くにつれ雲が多くなってきた。
次は11:20頃リンツ駅に停車(オーストリアに来た初めころ訪れた町)。
ところが私が座っていた席は、ここから予約されていたらしく、大きなおばあさんがやってきた。

12:33 ザルツブルグ着。
どうやらこの(特急)列車は、ザルツブルグから一度ドイツ領に入り、再びオーストリアに入った後、オーストリアを抜けてチューリッヒに行くようだ。

やがて、食堂車が開店したようなので行ってみたが、もうすでに満席だった。
この分では、ワインに始まり、デザートのソフトクリームまで食うだろうから、1時間以上は席が空かないな。
とあきらめる。


途中車窓からドイツ国の風景を撮る。


再びオーストリアへ入りKufstein駅、Worgl駅に停車。
こうして、インスブルックには14:35到着。



やってきたぞ! Alpsへ。 
と ひとり感動する。

周りが高い山脈にはさまれた好ましき町だ。
駅に下り立つとザック姿の若者が多い。
私は重い旅行鞄を引きずりながら、今宵のホテル確保のため案内所へ向かう。
そこで、紹介されたのは凱旋門のすぐ近く、駅から徒歩数分の場所にあるホテルだった。

チェックインを済ませ、荷物を部屋に置いて、何はともあれ食いそびれた昼食をと レストランを探しがてら市内散策に出かける。
   ≪つづく≫


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