かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

僕の心細道(65:イタリア編-第三章)

2009-06-15 10:36:42 | 旅行
-2日目のつづき-
ヴァチカン見学の次は、コロッセオへ向かいました。
そのため、一度テルミニ駅へ引き返して、別の路線の地下鉄に乗り換えます。
(余談ですが、ローマには地下鉄は2路線しかありません。)

ところが、今度の路線の車両は自動ドアではなく、目的地に着いて降りようとしたのですが、ドアが開かないので困っていると、若いおニイちゃんが、ドアの脇にあるボタンを押してくれました。
開きました。
「グラッチェ」 勉強になりました。

コロッセオでも100mあまりの長い列ができています。


おまけになかなか進まないのです。日陰のない炎天下で日干し状態、のどが渇きます。
水やアイスクリームを売るための作戦ではないかと思うほどです。
ローマはとても乾燥していると感じました。
団体はどんどん脇の入り口から入場しているようで、ますます我々個人客は遅れてしまうようです。  
1時間近く並んでやっと中に入ることが出来ましたが、なんだか並ぶだけで疲れてしまいました。



中はさぞかし混んでいるのかと思いきや、ぜんぜん混んでいないのです。
では、なぜ長いこと行列で並ぶ羽目になったのか!
要するに、長いこと待たされたのは、チケット売り場が迅速に機能していないからなのでしょう。





競技場内は思い描いていたイメージと少し異なっています。
斜路になっている観客席には、もう座席はありません。
1階の貴賓席でしょうか、一部大理石のような座席が残っています。

【写真中央下のほうにみえる座席】

しかし、これで5万人収容できたとは思えんけどなぁ~。
東京ドームより小さいでしょう。

ともあれ、ここで人間と猛獣、あるいは人間同士の凄惨な戦いが繰り広げられたのでしょう。
コロッセオは地震で壊れたり、中世には石切り場として切り崩されたりしたそうで、競技が行われた床の部分はなくなってしまい、人間や猛獣が収容されていたらしい地下室がむき出しになっています。


貧乏たれは一度入場すると、なかなか出ようとしません。
出てしまうと、二度と入れないから(いや、金を払えば何度でも入れますが・・)、早く出るのがもったいないのです。
結構のんびりとコロッセオにおりました。 

 コロッセオから外を見ると、由緒ありそうな凱旋門が近くに見えます。

【コンスタンティヌス帝の凱旋門】

 観光1日目だからでしょうか、結構疲れたので、コロッセオ見学の後、いったんホテルへ帰り休憩となりました。
部屋で横になっていて、いつのまにかマジに眠り込んでしまいました。
2時間ほど眠ったようです。
目覚めたときは少し足が楽になっておりまして、

再び地下鉄に乗って街へ出かけます。
金魚の後をついて行き、今度はトレビの泉スペイン広場です。



もう夕暮れ時だというのに、どちらも人だかりがすごいです。 
泉にコインを投げ入れるなんて、そんな恥ずかしいことはできません。

“おのぼりさんコース”のトレビの泉からスペイン広場へは、歩いて10分程でしたでしょうか。
スペイン広場は、本来は別にどうって事のない場所でしょうに・・・。
映画の影響でしょうか?
広場の階段は結構高さがあり、上まで昇ると少し疲れるほどです。
オードリー・ヘップバーンは、どの辺に座ってアイスクリームを食べていたっけ、などと思いながらキョロキョロします。 

階段の最上部は道路になっていて、ここから昼間見学したサン・ピエトロ大聖堂のドームが見えました。
夕焼けがとても美しかったです。
(なぜかスペイン広場での写真が1枚もありません。薄暗かったからでしょうか)

一日の予定の観光を終え、テルミニ駅へ帰り、Barで夕食となりました。
しかし、期待したパスタは美味しくなかったなあ。
10時40分頃ホテルへ帰り、シャワーも浴びずにバタン。
イヤー疲れたわい。
“真実の口”には行けなかったけれど、ちょっぴり『ローマの休日』を体験した、観光客モードいっぱいの1日でした。

 ≪つづく≫


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