かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

僕の心細道(64:イタリア編-第二章)

2009-06-12 11:32:00 | 旅行
-2日目(6月23日)-
7時半起床。
初めてのローマで迎えた朝です。
どんなだったか・・・
ともあれ、旅の疲れがとれ、ずいぶん楽になった気がしました。
 シャワーを浴びて、朝食へ。パン、コーヒー、ハムという簡単な朝食です。
でも、ハムがいろいろと種類があって、旨かった。

ところで、生卵が置いてあったけれど、あれはどうやって食べるのだろうか?
米は置いてないので、卵かけご飯なんてことにはならないし・・。 
と、この時は謎でした。
その後この件は忘れていたのですが、ある日、日本のビジネスホテルで同じ光景を見る機会がありました。
なんとあれは、客のリクエストに応じて目玉焼きにしてくれるようです。
(望めば、スクランブルエッグなどにもしてくれるかも知れません。)
そんなことも知らなかったのです。はずかしいです。

話がちとそれましたが、さて、
食事を終え、いったん部屋に戻った後、いざ街へと観光開始です。
とその前に、枕銭とする小銭がないというので、ホテルの外へ出てミネラルウォーターを買い、お金をくずします。
10,000リラ出しておつりをもらいました。
小さいサイズのミネラルウォーターで2,000リラです。
とんでもない数字です(当時のレートは100リラ=6円くらいでしょうか?)。
そして、1,000リラずつ枕銭をおいて、ホテルを出ました。
なお、この旅行では、ツアーの皆さんと現地合流するまでの2日間の行程は、綿密計画立案の奥さんが金魚でした。
私はフンです。

地下鉄テルミニ駅まで歩いて5分。タバコスタンドで「1日乗車券」を買いました。
ところがおつりが少ない。
乗車券のデザインも、ガイドブックのそれと違うということで、金魚が疑念をもちました。
どうも、当方の意思を無視して1週間券を買わされたみたいです。
イタ公(こんな言葉を使ってはいけません)にやられたか。 

何はともあれ、ヴァチカン美術館へ向かいました。
土曜は半日しかオープンしていないので、長い行列になると金魚が言っていたのですが、本当に長蛇の列です。


でも入り口が見えないので、本当のところどのくらいの長蛇なのかわかりません。
天気がよく、ノロノロ行列に陽が照りつけ、暑いです。 
結局、城壁を3度曲がってやっと入り口にたどりつきました。
40分ほど並んだでしょうか。入場料1人18,000リラ。

【美術館入り口】

入り口を入り螺旋階段を上って切符を買い、敷地内に入ると広場にでました。
正面中央に大きな松ぼっくりが見えます。


そして、この建物の中に入ると、
中庭、部屋、通廊などにすごそうな美術品がたくさんあります。 
でも、私にはありがたみ・値打ちがわからないのです。


【ティグリス像】
うーーん?
くつろいでいるのやら、飲んだくれているのやら・・・なんかわかりません。


【ラオコーン像】
楽しそうにしているのか、いじめられているのか・・・やっぱりわかりません。

そんな中でも、システィーナ礼拝堂の「最後の審判」がハイライトでしょう。
この壁画の前はすごい人混みで、警備員がしょっちゅう手をたたいて「静かに!」と合図します。
そして、この部屋だけが写真禁止・私語禁止のようです。
有名な絵ですから、私も絵のタイトルくらいは知っていたのですが、どんな絵か思い出せませんでした。
すごい絵です。 
でも、一神教宗教色が強すぎて、個人的にはなんとも言えません。

いっぽう、「アダムの創造」という絵は、教科書かなにかで見た記憶があったのですが、たくさん描かれてある天井画のひとつのようで、結局その存在に気づかず見落としてしまいました(ということをあとでわかったしだいです)。

※撮影禁止のため、2つの絵はこちら(「最後の審判」、「アダムの創造」)をクリックしてネットでご覧ください。

正午前に美術館から外へ出て、少し歩いて隣接のサン・ピエトロ大聖堂へ向かいます。
広場中央にオベリスクが建っています。


エジプトから持ってきたのかな?
でも、ヒエログリフが刻まれてないなぁ・・・、本物なの? 



ところでこの大聖堂は、不思議にもスイス衛兵が護衛しているのです。
なんでかねェ~  ?


これについては、歴史的な経緯があるようですが、面倒なのでパスです。
聖堂の中に入ってみると、これがまたバカ広い。天井も高い。
聖堂の修復には、かつてミケランジェロも関わったことがあるなど、何度も修復されたようで、とても由緒ある建物らしいです。
でも私にとっては、奈良の大仏殿のほうがありがたい気がしました(もう長いこと行っていませんが・・)。
とにかくすごい労力と頭脳と金をかけているらしいことはわかりました。

このお方が、聖ピエトロさまのようです。


この後、聖堂のドームに上ろうとしたのですが、ここも行列ができていたのでやめにしました。
ということで、近くの店で昼食となりました。
ところが、ぬるい小ビールと簡単な皿2つで、2人分98,000リラ(多分6,000円くらい)でした。
とても高い。
他のお客さんが生ビールを飲んでいたので、それなら間違いなかろうと、ぬるビールのリベンジに生ビールを注文です。
これは中サイズで12,000リラ。ということは料理が高い。
全然たいしたことのない料理にこの値段か。
ぼったくりではないでしょうか?
フン!  
(上級観光地プライスでしょうかネェ。この時点では、私のイタリアへの信頼度はまだまだ低いです)

  ≪つづく≫


 本日もご訪問ありがとうございます。

 「プチッ」と応援よろしくお願いいたします。


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2 コメント

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こんばんは (ゴンザレス・伊藤)
2009-06-13 19:37:46
おもしろいです 続くのですね w

画像からの雰囲気がエジプトやネパールとは違う力の抜けたものを感じていい感じですよ
私の好きな番組NHKの世界ぶらり街歩きみたい w

サンピエトロの広場の女性は うずまきの奥方!?
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そうですか (まなごいしのもと)
2009-06-14 10:50:07
ゴンザレス様 いらっしゃいませ。
知らず知らずのうちに、山の写真を撮るときは力んでしまうんでしょうかねえ。

筆が遅いため、毎度のことながら1週間に1回UPくらいのペースですが、しばらくイタリア珍道中が続きます。

サンピエトロ広場の・・・は、今回旅行の金魚です。

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