かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

大根の種蒔き

2007-09-15 14:48:03 | 菜園
台風11号の影響だろうか、昨日深夜から朝方にかけて久しぶりに雨が降った。宇和海も少しうねりが出ている。これで、カラカラに乾燥していた畑も少し潤ったようなので、大根の種を買ってきて蒔いた。
畑は1ヶ月前に苦土石灰を施し耕しておいたので、今日は昨年晩秋に仕込んでおいた堆肥を土に混ぜ、再度耕して、それから畝の中央に生ゴミ処理機で出てきた肥料と鶏糞を混ぜて入れ、その両側に種を蒔いた。手作り堆肥は、今回使った分でほとんどなくなったので、そろそろ落ち葉拾いを始めて今年も作ろうと思っている。
我が農業日記を読み返してみると、偶然にも昨年も9月15日に大根の種蒔きをやっていた。昨年は初めてだったが、大根は立派に丸々と太り、地区のおばちゃん方からもお褒めを頂いた。嬉しかったし、美味しかった。最後は切干大根も作ってみた。こういうのもビギナーズラックと言うのかもしれない。今年からが正念場だ。

それにしても、昨年大根の種を蒔いた時、不思議に思ったことがある。  私は、畝に種を蒔いたのだが、集落のほとんどの畑では、なんと畝と畝の間の凹部に種が蒔かれていた。畝に種を蒔くのが当たり前だろうと思っていた私にとって、とても不思議だった。そこで、ある日近所のおばさんに聞いてみた。すると、「なぜだかわからないが、昔からこの地区ではそうするのよ」という答えしか返ってこなかった。何か理由があるに違いないと思うのだが、わからない。たとえば、この地区の畑は、水はけがよすぎるので、水が集まりやすい凹部に植えるのだとか、あるいは、大根が生長するにつれ土寄せをするので、そのための土を畝として残しておくのだ、といったような理由があるのではないだろうか。理由がわかればすっきりするのだが、まだ謎のままである。
謎を抱えたまま、今年も私は畝に種を蒔いた。 

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