かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

正面跳びは美しい

2007-08-30 11:49:06 | スポーツ
昨日、今日と暑さが少し和らいできて、夜は虫の声がたくさん聞こえるようになってきた。

すったもんだの末、お騒がせ横綱朝青龍はモンゴルへ帰国した。久しぶりにテレビに映った彼は、ちっとも細くなっていなかった。
 多分もう日本へ来ることはないだろう、と思ってしまう。日本へ来たとしても、相撲をとるモチベーションはないだろう。今回の騒動で、たくさんのマスコミ、メディアがモンゴルに行ったのだろうが、モンゴルの経済効果はどのくらいあるのだろうか、などと余計なことを考えてしまう。
 
大阪では今、世界陸上が行われているが、テレビで見る限り観客が少ないような気がする。めったに見ることのできない、トップレベルの大会をなぜたくさんの人が観戦に行かないのだろう。この関心の低さが、日本選手が全然勝てない根底理由の一つにあるかも知れない。それにしても、今大会で改めて世界のレベルの高さを痛感している。日本選手の中には、不本意な結果をこの暑さのせいにしている人もいたようだが、世界レベルは“そんなの関係ねぇ!”と言っているようだ。 
昨夜の男子走り高跳びでは、この競技を始めてまだ1年半というD.トーマス選手(バハマ)が優勝した。私はこの走り高跳び競技については、以前から思っていることがある。現在では、全選手が背面跳びを行っているが、この背面跳び、最初は発案・実践者の名前にちなんで“フォスベリー・フロップ”と呼んでいた。この跳躍法を初めて見た時は、えっ こんな跳び方で高く跳べるの?と思った。ところが、その後この跳躍法の有効性が認められ、あっという間に世界中に広まり、それまでのベリーロールや正面跳び(はさみ跳び)は廃れてしまった。「正面跳びは美しい」と私は思っているので、残念だ。そこで、提案したいのは、走り高跳びは、正面跳び、ベリーロール、背面跳び(“自由形”としてもよいが)の3種目にするということだ。そうすれば、もっと楽しめるのにと思う。今の走り高跳びや棒高跳びは、クッションのきいたラバーマットがあってこそ成り立つのだし、陸上競技のフィニッシュで両足をつかないというのはこの2種目だけだ。などとブツブツ思ったりしている。
ところで、かつて杉岡邦由という選手は、正面跳びで日本記録をマークし、その後ベリーロールに変えてまた日本記録、最後には背面跳びに変えて自己記録を更新したそうで、この異なる3つの跳躍法でオリンピックに4回出場したとのことである。すごい選手がいたものだ。 


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