かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

僕の心細道(10:ニュージーランド編-第九章)

2008-05-01 11:40:27 | 旅行
 トレッキング2日目。朝起きて小屋の外へ出ると、気持ちの良い空気に包まれます。



ゆっくりした朝食を済ませた後、トレッキング開始です。ツアーでは、常に先頭と最後尾にガイドが付いておりますので、それぞれ思い思いのペースで歩くことができます。そして、その他にも先回りして、飲み物やランチの世話をしてくれるガイドもおりました。至れり尽くせりのトレッキングです。 

ルートは広いクリントン谷の谷底で、ほぼ清流に沿って歩きます。シダや苔におおわれたブナの原生林の中は、神秘的な雰囲気で、とても気持ちが良く、めいっぱい森林浴状態です。ツアーの方たちと時々おしゃべりをしながら、のんびり歩きます。
  


そんな中、女性の歓声が聞こえたので、そちらに眼をやってみると、先に進んでいたNZのご婦人が、ルートから少し離れた小さな池に入って水遊びをしておりました。ところが、 なんとそのご婦人はスッポンポンだったのです。そうと分かった私は、かなり驚きましたが、なんだか自分が恥ずかしくなり、見て見ぬふりをして先に進みました。

そんなこともありましたが、時々参加者と会話をしながら、緑いっぱいの森の中を歩きながら、そして周囲の景色を楽しみながら、ゆっくりゆっくり進みます。そのため、疲労感は余りありません。



そして、2日目の宿ポンポロナ小屋に到着です。
このツアー参加者の中の一人に、日本語の勉強をしているNZのおじさんがおりました。このおじさんによると、その頃いとこが横浜に住んでいて、今度そのいとこの所へ遊びに行くので勉強しているのだということでした。このおじさんが持っている日本語・日本の風習の勉強の本は、日本の習慣、しきたりや礼儀作法、そして日本のサラリーマンの習性などが書かれておりました。少し読ませてもらうと、具体的な内容は忘れましたが、日本人が笑えるようなことなども大げさに書かれてあったように思います。
そして、おじさんは私に50音の発音を教えてくれというので、本に書かれてあるひらがなを指差しながら少し付き合いました。ところが、「あいうえお・・・」などは良いのですが、「ぴゃ ぴぃ ぴゅ ぴぇ ぴょ」がうまく発音できないのです。おじさんは、まじめに一生懸命に色々口の形を変えて発音しようとするのですが、苦しそうでうまく発音できません。 私はおじさんの苦しそうな表情を見て、おかしくなりましたが、「こりゃ 大発見だ」と思ったものです。もしかして、英語人は「ぴゃ・・・」がうまく発音できないのではないだろうか。皆さんも知り合いに英語人がおりましたら、試してみて下さい。


       ≪ミルフォード・トラック ルートマップ≫

   ≪つづく≫


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