かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

僕の心細道(154:ネパールⅢ編-第十章)

2012-12-08 12:57:57 | 旅行
-6日目のつづき-
午前10時40分、後ろ髪をひかれる思いでタンボチェを後にして、帰路に着く。
最初は緩やかな下り坂。
とはいえ、乾燥しているため砂埃がひどく、目、鼻、のどに負担がかかりそう。
下り坂が終わりになる頃、
ドゥード・コシ(川)手前にあるロッジで昼食かと思ったが、休憩だけだった。
橋を渡り、今度はゆっくりと上りはじめる。
昼飯かと思ったら違っていたので拍子抜けして元気がでない。
他の皆さんも口数が少ない。

上り坂途中で休憩。
  
村人たちが重そうな荷物を背負って上ってくる。
アマ・ダブラムがだいぶん遠ざかってきた。


     【タウチェ(6,542m)】

結局、昼食は昨日休憩した土産物店のある場所となった。


着いたのは午後1時過ぎ。
腹減ったぁ~。
カレーを注文する。
すると、ロッジのおばさんが畑へじゃがいもを取りに行くという。
「こりゃあ~ 時間がかかるぞ~」
ならば、胃袋をなだめにゃ・・と ビールを注文。


正面にはタムセルクがそびえる。



お客さんだよ~。


待つこと1時間半、午後3時前にやっとこさ出来上がり、食事となる。
ほとんどじゃがいもだけのスープ状カレー。
でも、まあまあ旨かった。

食事を終え、3時15分頃出発。
ほぼ横方向の道なのでずいぶんと楽になる。

あこがれのアマ・ダブラムに別れを告げ、ナムチェ・バザールを目指す。


やがてしだいに霧が出てきて、アマ・ダブラムもタムセルクも見えなくなった。
4時半頃ナムチェ・バザールの上方の丘に到着。
ここの見晴らしのいい場所にVisitor Centerがあり、そこに立ち寄ったのだが、
あいにくの霧で展望なし。
ナムチェ・バザールへと下りる。





今日はガイドのナヤンさんが気遣ってくれて、ヨーロッパ人の来ないロッジに泊まるとのこと。
5時半頃ロッジ到着。
ここも食堂もベッドルームもなかなか広い。

一休みしたら、夕食まで手持無沙汰となる。
ロキシー(ネパールの焼酎)が置いてあるかと期待したが、ないとのことで、懐かしのラム酒を注文する。
一人でチビリチビリ。
やがて、8時頃から夕食第一陣のヌードルスープが出される。
スープにあまり味がなく、辛味だけはある。
この後ライス、ボイルした野菜、
そして極め付けがモモ(本来チベット料理でギョーザのようなもの)。
ミンチ肉がおいしいとみんなに好評。
私も7~8個は食べたような気がする。
(写真がないのが残念。ネットで検索してみてください)
1992年の大晦日の満腹であった。
     ≪つづく≫

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