かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

土佐さんおめでとう

2007-09-02 16:37:52 | スポーツ
世界陸上もいよいよ最終日。昨夜は男子400mリレーで、アンカーの朝原選手の懸命の追い上げも及ばなかったものの、アジア新記録で日本選手が5位入賞を果たした。先日の100mで、決勝に残れなった朝原選手のインタビューも印象的だったが、昨夜の走りも見事だったと思う。
そして、今日は朝から女子マラソン。応援するのは、当然同県人の土佐礼子選手だ。そのほかの日本人選手も中盤まではトップ集団で頑張った。原選手にも期待していたのだが、残念ながら中盤過ぎで彼女は脱落してしまった。相当の暑さの中、各選手はかなりまいったことと思う。そして、一人、また一人と振り落とされ、サバイバルレースとなり、ダメかと思った土佐選手は、驚異的な粘りをみせての猛追、感動した。最後は少し及ばなかったが銅メダルだ。最終日にやっと今大会日本選手初のメダルだ。ということで、前回の冬季オリンピックの最後の最後に優勝した荒川選手を思い出した。 
土佐選手とは、以前飛行機で隣の席に座ったことがある。松山-羽田便だったが、飛行機に乗り、座席に座るときは気がつかなかった。すると、奥さんが「隣の人、マラソンの、貴方が好きな、あのー・・・」と小声で耳打ちする。私が「土佐選手か?」と答えると、「そうそう」と言う。チラッと横の女性を見るとまさしく土佐選手だとわかった。その後は失礼になると思い、知らん振りをしていたが、とても気になった。そして、いよいよ羽田に着陸した時、意を決して「あのー失礼ですが、土佐さんですか?」と話しかけた。すると彼女は「はい」と。すかさず「私、ずーと応援してました」と言ってしまった。この頃、しばらくの間彼女がマラソンをやっていなかったので、不覚にも、もう現役引退したのかと思ったのだ。そして、「・・・ました」と過去形になってしまった。その後彼女は復帰して、2004年名古屋国際女子マラソンで奇跡の逆転優勝、そしてアテネ五輪代表に選ばれ、五輪では見事5位入賞となった。この時五輪代表選手を巡って、高橋選手が選考にもれたことで話題となったが、その前数年の記録を見れば、私は順当な選考だったと思った。そして、昨年の東京国際女子マラソンで久しぶりに高橋選手と走り、彼女に競り勝ち見事優勝。レース後のインタビューで、土佐選手は「沿道では高橋選手への応援がすごかった」と言っていた。
高橋選手ばかり取り上げるマスコミにも少々不満はあるが、私は土佐選手の応援団です。でも、あの時は過去形で言ってしまい、ごめんなさい。今も応援していますよ。北京オリンピックも感動させて下さい。 


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