かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

僕の心細道(134:スイス編-第六章)

2011-03-01 11:21:42 | 旅行
≪スイス4日目のつづき≫

氷河急行は、1982年に開通したという新フルカ・トンネル(全長約15km)を過ぎると、ブリーク(標高671m)まで下りが続く。
ブリークで列車は方向転換する。 
この駅から乗客が増えてきて、日本人団体20名ほども乗車してきた。
このあたりからさらに厳しい山岳地帯となる。
ところが、である。
どうも、車内放送によると、ツェルマットへ行くまでに乗り換えがあるらしい。
・・・
ヘルブリッゲンとランダの間、まさにビース氷河の東で大崩壊があり、線路が埋まっている。

車内放送は、このことを言っていたのであろう。
そのため、この区間はバスで乗り継ぎとなった。





ランダで再び列車に乗りかえる。
いよいよマッターホルンが待ち構える目的地に近づいたという雰囲気になったのだが、いかんせん天気がいまいちである。
予定では5:45にツェルマットに着くはずだったが、上記の事情で6:10頃に着いた。
8時間かけての移動だ。


さてホテルを、ということで・・・ゴルナーグラートのホテルに泊まろうかと思ったが、6時が最終電車ということでアウト。
案内所に日本人の女性スタッフ2人がいたので、日本語でもそのことを確かめた。
再び駅のホテル案内板に行くが、どのホテルもみんな高い。
結局Bahnhofホテルへ行くことにした。

愛想の良いおばあちゃんが応対してくれた。
3号室が空いているという。
シングルはなくツインルームだ。
トイレもシャワーもなしのシンプルな部屋。

荷物を置き夕食をと、街へ出るが、小雨がパラパラと落ちてくる。
結局、ホテルのすぐそばのレストランへ入ることにした。
入口は貧相だったが、中はなかなかのものだった。
まだ時間が早いのか、客は私一人だった。

夕食を終えてから、カメラと三脚を持って再び外に出るが、天気は回復せず。


「どこにマッターホルンが見えるんじゃろうか?」

一応、ツェルマットは3泊の予定としたが、マッターホルンの全貌を見るまでは(写真が撮れるまでは)いるぞぉ~! 
気高い山は じらしてくれるな~。
明日はスネガへまず行って、天気が良ければゴルナーグラートへ行こう。

≪つづく≫


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