かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

ウマノセへ行った。

2011-02-18 17:24:25 | 風景
小学生の時、遠足で行ったことがあるが、それ以来であろう。
目指すは、遠くに見えるあの 斜面が海岸まで迫っているところである。



途中、石がごろごろ落ちて危険な場所がある。


岩場では、ウミネコだろうか? 日向ぼっこしている。


うーん だいぶん目的地に近づいてきた。 


磯の石にはアオサや岩のりがたくさんついているなぁ。
シーズン到来だ。 


着いた。

あの海中から突き出たコンクリートの塊は、私が小学生の頃にはなく、その後、海で採取した砂利を運搬するために索道を張っていた時の基礎(アンカー?)として使われていたものだ。


反対の東側から眺めると、こんな感じ。



さらに干潮のピークになれば、もっと浅瀬(海面上の岩場)が広がるはず。

“ウマノセ”という地名は和歌山県、房総半島勝浦、高知県、徳島県などにも同名があり、海岸の地名(地形)としては、結構ポピュラーなようだ。
さらに、山岳でもこのような地名があるようで、馬の背のように切り立った岩山・尾根を指しているようだ。
また、天気用語として「馬の背を分ける」(馬の背の片側は雨で濡れ、片側は雨が降らないという意で、夕立などが、ある地域を境にして一方では降っているのに他方では晴れている様をいう。)なんていうのもある。
どうやら、“ウマノセ”というのは“馬の背”というのが一般的のようだ。
ところで、子供の頃、大人から聞いた話では、仙台藩から宇和島藩(当半島は宇和島藩に属していた)に殿様や家来がやってきた際、当地区の“ウマノセ”あたりで馬(軍馬用)を飼育していたことから“ウマノセ”という地名になったというような話を聞いた記憶がある。
もし、これが本当だとすると、干潮時に干上がる浅瀬が広がることから、“馬の瀬”なのかもしれない。
果たして、当地区の“ウマノセ”は“馬の背”なのだろうか“馬の瀬”なのだろうか?
このことが、ずうーっと私を悩ませている。
ただ、海岸線の地形としては、“○○鼻”というほどのでっぱりではないが、山が海側にやや突き出た地形にはなっており、ここを境に東側と西側で天気が急変することが多かったのかもしれない。
残念ながら、国土地理院の地形図には、ここウマノセは表記されていない。


   【ウマノセ遠望】




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