かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

僕の心細道(131:スイス編-第三章)

2011-02-05 12:25:00 | 旅行
≪スイス2日目≫ 6月26日
ここサン・モリッツは、リゾート地として有名だが、過去に2度冬季オリンピックも開催されている。
ホテルでゆっくりと朝食を済ませ、駅前からバスでシルヴァプラナへ向かう。
コルヴァッチュへ登るのは午後が良い、とガイドブックにあったので、まずはシルヴァプラナからスールレイSurlej付近をのんびりと散歩する。
緑の木々が美しく草花もきれいだ。


  トロル・ブルーメ・・・キンポウゲ属



こんなところで生活するとほんとに長生きしそうだ。
ゆっくり散策する年配者、MTBでサイクリングを楽しむ若者。
思い思いで自由なのがいい。

スールレイのロープウェイ乗り場で昼食を摂った。
またまたステーキの定食を注文する。
ビールを飲みながらの贅沢な昼食となった(した)。


シルヴァプラナ湖

昼食を終えてから、ロープウェイに乗る。
ロープウェイ乗り場の標高が1,800m余りで、約2,700mの乗り換え地点ムルテルMurtelまでロープウェイが一気に上った。
そのため、次の上りで高山病になってはと思い、ここでしばらく時間を費やすことにした。



北東側に散策道があり、その道を行く。
すでに何人もの人たちが歩いている。
所々に雪がありスニーカーではちと不安だったが、なんとかFuorcla Surlej(2,760m)までたどり着く。
ここで前面にピッツ・ベルニナP.Berninaとピッツ・ロゼックP.Roseg、そして氷河の展望が開けた。


右ピッツ・ロゼック(3,937m)、左ピッツ・ベルニナ(4,049m)
あの山の向こうはイタリア領

雄大な眺めを観ながらしばらく休憩してからムルテルへ引き返す(往復約2時間)。
再びロープウェイに乗り、3,303mのコルヴァッチュCorvatschへ上がる。
うん、高山病は何ともない。
もっと人が多いかと予想していたが、パラパラ程度。
いまいち天気が良くなく、次第に雲が多くなってきて、展望を存分に堪能することはできなかった。
それでも2時間ほど過ごす。


【シルヴァプラナ湖とエンガディンの谷。コルヴァッチュより】


【もっと天気がよければなぁ~】

私はおっかなくて行かなかったが、あんなところまで雪の上を歩いている人たちがいる。


下山したころから少しずつ雨が降り出し、サン・モリッツへ戻った頃は結構な雨になった。マーケットで食料を少し買い、それを夕食とする。
かのビュントナーフライシュ(牛肉のかたまりを空気乾燥させて、それをカンナで薄くスライスしたもの)なるものも買ったのだが、私にはちと塩辛かった。
駅で明後日のツェルマット行きの氷河急行を予約する。




【ホテルの窓から】
今日ロープウェイで上ったコルヴァッチュはあの山だろうか?



   ≪つづく≫


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